お待たせいたしました! 祝Amazon出店完了! 満を持しての「Amazon販売スタート」です。
そんな門出を記念して、用意したアイテムのご紹介……ではなくて、あえてこいつらをガン無視して、Amazon出店した経緯や感想をエッセイ的に綴ってみました。
気分は「ねぇ、ちょっと聞いてくださいよ、もう!」な感じ(笑)
誰も求めていないかもしれませんがお付き合いいただけると幸いです。
まずはちゃんと、今回用意したアイテムをずらーっと並べておきます。サムネイル画像なんかが思ったよりもずっときれいに仕上がって、この一覧を眺めているだけで個人的には満足しちゃっています。アイテムごとに比較しやすいように、販売価格だけでなく1個あたりの単価も載せておきます。
Solid Square Pot はポップなカラバリが楽しいプラポット。黒と白(とカーキ系)が主流の園芸ポット界の中で、異色のポップカラーで彩りを添えてくれるカラフルポットです。今回、まだ日本で発売されていないものを、個人でお取り寄せしてAmazonでお買い求めいただけるよう手配しました★
ポップカラーのプラポットはAmazonでも買えるものもいろいろありますが、ひと通り見たけどいまいち垢抜けないデザインのものが多い印象です。その中でこの「Solid Square Pot」は、ビシッと角の立った八角形の断面と、裾に向かってキュッとすぼまったフォルムがクールなデザインで、日本でよく見かける丸みのあるプラポットたちとも一線を画している良いデザインだと思います。並べて使うとよりクールな印象が強調されます。
ブルーが一番人気。たくさんの色を使うより、1~2色をアクセントカラーとして少しだけ取り入れるとアカ抜けた感じになるかと思います。
ぜひ試してみてください。
ふつうのお店だったら、ここからはこのアイテムたちがどれだけスゴイのかのアピールタイムとなるところですが、ここは「趣味のショップ」です。アイテムたちは完全にほったらかして、どんな狙いで、何を血迷って、趣味でAmazon販売なんて始めたのかを書き連ねるというまったく誰得かわからないただのエッセイです。
そもそもオンラインショップのようなことを始めたのも趣味の一環です。欲を言えばずーーっと趣味に没頭できればそれに越したことはありませんが、残念ながらちゃんと本業があって趣味に割ける時間は限られています。ショップをやってみたいけど時間がない。なので最初は「期間限定」だったらできるかな?と思って始めたのですが、1点ものの植物苗ならともかく、プラポットって気に入ったら揃えたいものじゃないですか。揃えましょうって言っちゃってますし。それなのに、期間限定でしか買えないのは不親切すぎるなぁと。
逆に、オンラインショップの運営でいちばん時間を割かれるのは発送業務なんですね。業界用語で「フルフィルメント」といいます。それ以外の業務、例えば商品を掲載したり、在庫を補充したりといった業務は、いつでもできるというか時間のコントロールが効きますが、発送業務だけは「いつ受注するかわからない」ことに対し「数日以内に発送する」ことが求められる、24時間365日臨戦態勢な業務です。
そこでAmazon。Amazonはその「発送業務」を全部やってくれます。これだったら、期間限定にせずにいつでも購入していただける!と思ったのがスタートのきっかけです。
Amazon販売は、控えめに言ってバカ高いです(笑)。まず販売手数料が15%。月額利用料が5,000円。さらにFBAというAmazonの配送サービスを利用すると1点あたり400円~500円。さらに在庫保管料がチマチマと上乗せ……。今回のようなプラポットサイズの小型アイテムを販売しようとすると、1商品当り700円~1400円くらいがAmazonの手数料になる計算です。売価2,000円前後の商品ですよ?半分近くがAmazonに持っていかれるってこと? ワタクシ、Amazonのために働いているんですか? って気分になること請け合いです(笑)
こうしてショップをやっているのは「運用資金を稼ぐため」と書いていますが、その実、このAmazon販売で稼げる運用資金は二束三文です……。今回は、そんなことよりもまず、面白アイテムをご紹介できることや、こうして記事ネタにできることを最優先にやっています。
一般的な物販は、原価率は30~40%くらいだと言われています。ディスカウントでも50~60%。つまり原価が350円で販売コストが800円なら、販売価格は2,000円~3,800円くらいがふつう。今回はそれに1,600円という値段をつけています。カツカツなのはご理解いただけると思います(笑)
原価や経費はもっと数や種類を増やしていけばそれなりになっていくはず(プロのショップさんはそんな努力をされています)。販売価格も抑えていけると思います。特にSolid Square Potは国内に流通しているメジャーなプラポットたちと同じくらいの価格帯にできるはず! 長い目で応援していただけますと幸いです。
ここからは「これからECショップを始めたいなぁ」と考えている方に向けて書きます。書き残しておきます。
なんでみんな、こんなにバカ高いAmazon販売を積極的に利用しているの?と思うところですが、やっぱりこの「EC業務における発送業務の重労働さ」なんだと思います。仮に売上が20万円だとしてAmazonに経費10万円払うことになったとしても、その10万円分の仕事を自分でやりますか? 時給換算でいくらになりますか? バイト雇えますか? 自分やバイトがやるとして、箱を用意して作業場所を確保して、毎日クロネコヤマトまで運びますか? それとも、すべてを超効率で捌き「即日発送」してくれるAmazonに全部丸投げしますか? さらに言うと、いつか人気が爆発して注文が100倍になったとき、その物量をさばくことができますか? それとも注文をお断りしますか?
餅は餅屋。発送業務はプロに任せましょう。僕たちはそれ以外のお仕事、商品を用意したり、商品の良さを伝えたりするAmazonにはできない仕事に集中しましょう。Amazonは、ものさえ用意しておけば、100倍だろうが1万倍だろうが余裕でさばいてくれます。これを業界用語で「スケールできる」といいます。
とはいえ、植物苗は規格が決まっていないし生物なのでなかなかAmazonのフルフィルメントサービスを利用することは難しいのは確か。それにAmazon販売やってみて思ったけど、むずかしい!! Amazonのこの「あらゆる業務を小難しく複雑にする」というのは社風だと思います。 けどこれで僕もそれなりの経験を得ましたので、もしやってみたい!という方がいらっしゃいましたらSNSなどで質問いただければお答えさせていただきたいと思います。
実は今回一番頑張ったのは写真撮影です(笑)3回くらいやり直しましたし。
結構キレイに撮れていると思いません? もちろん、我が家にまともな撮影環境はありませんので、白い模造紙と自然光というかなりいい加減な環境で撮影したものです。素人環境でも結構なんとかなりますよ!ということは伝えたい。 よく見るとブレてますけどね。
というわけでAmazonもひとまず準備はできましたので、あとは基本的に放置気味でゆるやかに運営していきたいと思います。御存知の通り、24時間受付&即日発送ですので、気が向いたときにご利用いただけると幸いです(品切れの場合は再入荷まで結構かかりますので気長にお待ちいただければと思います......)。
これにて期間限定ショップは終了というわけじゃなくて、期間限定ショップはやります! こちらはオンライイベントのような感じにしていけたらと思っていて、ぼんやりと、1月、5月、9月の4ヶ月おきに開催できたらいいかなぁと思っています。というわけで、次回「期間限定ショップ」は22年1月開催予定。ご期待ください。