28日にオープンする「期間限定ショップ」。ここに登場するコレクション株がどれほどのコレクション価値のあるものなのか、個人的な思い入れを勝手に自慢するコーナーです(笑)
聞く人にとっては本当に「どうでもいい」お話なのは重々承知です!
たまたまアガベばかりを紹介しますので、アガベの生長の様子の参考にしていただければと思います(苦しい言い訳)。
今回の限定ショップの看板商品にしようと、2021年の3月に京都みどりのマルシェで見つけてきた「王妃甲蟹錦」。個人的に最も好きなアガベの1つで、見た瞬間にこれだ!と決めました。
ただ、「王妃甲蟹錦」自体は最近よく見かけるようになってきていて、この株をそのまま販売しても「ここだけ感」があんまりないな……と思っていたところ、目に止まったのがこの鉢です。
以前にクラウドファンディングで支援させていただいたご縁から密かに応援している兵庫県の多肉植物専門店 triggerさん。その個人的に注目していたショップさんが、オリジナルの鉢を制作、販売するようになっていたのですが、その中の1つがTAIJUシリーズ。人気もあってか「数量限定の抽選販売」でした。その倍率がいかほどのものかは存じ上げませんが、たまたま当選して購入できたもの。ほしいと思っても手に入るものではありません。
そう。どう考えても「そんなん売ったらあかんやろ」なのです(笑)。自分だけのコレクションとして死ぬまで秘蔵しておくようなものでしょ、と。でも逆に、この日のために、このショップに箔をつけるために、運命のめぐり合わせ的に我が家にやってきたものなのかな、とも思ったんです。僕だけが秘蔵しておくよりも、めぐり合わせで別の人を楽しませてあげられれば、この鉢自体も幸せなのかなと。
購入したのは2018年の夏の真っ只中で、葉っぱにダメージがあったからか、近所の園芸店の「夏のセール」でたたき売りされていたのを救出してきたものです。4号の黒プラポットに植え替えておいたのが功を奏したのかぐんぐんと生長し、2020年の6月に今のダルトン鉢に植え替えて1年くらい経過したものです。
鉢との相性がとても良くてかわいらしいので、わが家のいつも見えるところに置いてある主役級コレクション。ダルトン鉢も高いものではありませんが、今となっては手に入らないサイズと色柄なので、手放すには惜しいレアものです。個人的には「そんなの売ったらあかんやろ」レベルは王妃雷神にも引けを取りません。
もし嫁ぎ先が決まれば、次なるコレクションを探す旅の始まりだ!と考えています(それはそれで楽しみだったりします)。
この株はわが家のコレクションの中ではかなりの古株で、購入したのは2016年の夏なのでもうすぐ5年になろうというところ。なんとPUKUBOOKとほぼ同じ付き合い(ちょうど開発中だったときですね)。たまたま和歌山に遠征する予定があったので、聖地「カクタスニシ」さんのハウスに直接足を運んで連れて帰ってきたものの1つです。
5年も経てばそりゃ立派になるだろう、と思いきや、大きさは3年くらいでピークに達し表情はそれからしばらく変化なし。2020年の春になって子株を1つ出したのをきっかけに本体のサイズはむしろちょっとコンパクトになりました。この春に植え替えした際に子株を1つ外しましたが、まだまだ子株を増やす意欲はあるようです。
PUKUBOOKと同じ年月を共にしてきたので、思い入れがある…というよりシンボルのようなものだと思っています。PUKUBOOKがちょうど2021年の4月にリニューアルしたタイミングで、親株は旅に出て、子株を1つ残してまた1から生長してくのを見守る、というのもまさにシンボルとしてふさわしいシンクロ具合だと思っています。
コレクション株は1つ1つが個人的にとても思い入れのあるものばかりです。とはいえもちろん、次に手にとっていただく方には「そんなの関係ねぇ」ですので(笑)、大切にするのも、うっかり壊しちゃったりするのも、サクッと転売しちゃったりするのも、どうぞご自由にお楽しみいただければと思います(^^)