個人が趣味で運営しているPUKUBOOKの運営資金を稼ぐため!と銘打って開催した前回の「期間限定ショップ+コレクション株オークション」。おかげさまでオークションは完売御礼!限定ショップでも多くの方にご購入いただいて、趣味のサイトとしては巨額の収益を得ることができました!
これで念願のパキプスが買えるぜ!ということではなく(買えないし。そこまでウハウハじゃないし)そもそも「運営資金」って何に使ってるの? お金があるとPUKUBOOKはどんな風に変わるの? そんなPUKUBOOK制作の裏側に迫る、番外編的なコラムです。
もちろん一番はコレ。撮影協力させていただいているショップさんもいらっしゃいますが、そのショップさんでは取り扱っていない品種もありますし、自宅で管理してどんなふうに生長するかを観察することができません。なので、個人的に気になる新品種をゲットしてきたので、その一部を紹介します。
ちなみにふだんは、むっちゃ小さいコはしばらく掲載見送りします。今回は特別に小さいコも載っけています。
改めて数えてみたところ、去年1年間で7,000枚の写真を撮影していたワタクシ。それが個人として多いのかどうかはわかりませんが、1年で7,000枚も撮っているわりにはあんまり成長している感じがしません。それは「図鑑なんだから、品種の特徴がわかりやすいように、背景に余分なものが写り込まず、いつも同じアングルで撮ろう」と意識しているから。
今年はそんな「言い訳」は封印しようと思いたち、撮影方法を色々試してみることにしました。そこで軍資金を、多肉植物でもなかなか出せないお値段のリアルアンティークや、オシャレ雑貨屋さんのおしゃれ雑貨や、そもそもの背景になる大道具をDIYするための材料費に投入!
というわけでアンティークを使った作例。いやーレベル1すぎる。破壊力抜群のアンティーク本(100年以上前のコペンハーゲンのもの)に救われてはいますが、ハーモニーがまるでなく、目標にしたい「雑誌の1ページを飾れるような写真」は遥か彼方。これは良い目標ができました。
今までもやっていた白バックや黒バックも、シンプルながら質の良い背景をDIY。といっても難しいことはしていなくて、板にミルクペイントを刷毛塗りしたものです。
この大きさと、塗装がポイントです。
写真の背景のサイズは被写体の幅と高さは被写体の2~3倍くらい必要です。幅と高さが15cmくらいの小型の多肉鉢を撮影しようと思ったら、45cmくらいはほしいところ。今までは40~60cmくらいのサイズを使っていたのを、今回は90cmまで大きくしたことで、さらに大きな多肉にも対応できるようになりました。
あとはその色と素材。カンタンに済ませようと思ったら壁紙を貼ったら良いんですが、マットな塗料を刷毛塗りやコテ塗りすると、より自然で柔らかい質感に写ります。この雰囲気の違いは案外写真によく現れてくると思います。
「写真が悪いのは腕か道具か?」という問題は、写真に限らずあらゆる趣味やスポーツの世界での永遠のテーマになっています。この問題に終止符を打つ方法はただ1つ「使ってみる」。
というわけで使ってみたのが、SONYの最高峰ブランドである「G master」というシリーズ(赤いGマークが目印。このレンズを使っていたらきっとプロです)のもっとも汎用的なズームレンズ。ヨドバシで買うと28万円もする文句なしの高級レンズ。
「そんなに儲かったのかー!!」ではありません。これは「レンタル」。買ってません!(笑)レンタルだと週末だけで8,000円くらい。30回以上使う予定がないなら買うより安いという値段設定ですね。
週末のレジャーとしてはかなり贅沢な金額ですが、いい写真を追求するコストとしては十分許容範囲。1日で50~100種くらい撮れるので、1種あたり80円~160円(いろいろひっくるめて1種300円程度が限界コストだと考えています。写真撮影にもお金かかってるんですよー)。
それに、レンタルだといろんな種類が試せますよね。今後もいろんなレンズや機材を試して、理想の絵を追求していきたいと思います! 次はマクロレンズや巨大なストロボを試してみたいですね!!
そんなことよりレンズどうなの?!という方にお伝えしたいこと。それは、高級品とハイクオリティはイコールじゃないってこと。高い道具を買うのはプロであることが多いんですが、プロが求めるものはクオリティだけじゃありません。例えばカメラ本体だと、趣味用の20万の本体と、プロ用の60万の本体は、クオリティはさほどかわらないけど、丈夫さがケタ違いで「どれだけ使い倒しても壊れない」がプロ仕様だったりするそうです。
#フィギュアスケートの某オリンピック選手用のブレードは過酷な使用に耐える頑丈さを追求しているという話も聞いたことがあります。
この G master のズームレンズは「1本で風景からポートレートまで撮れるオールマイティさ」が売り。例えばウェディングや七五三など、出先でいろんな写真を撮るときに、コレ1本だけ持っていけばいいという利便性に長けているということですね。そのストレスの無さは使ってみるとホントに良くわかります。これで小さくて軽かったら買っちゃうかもなんだけどなぁ(日常や旅行に持ち歩こうという気にはならない……)。
クオリティを追求しようとすれば使うべきは G master の単焦点なのか。また今度試してみようと思います。
というわけで、おかげ様を持ちまして普段の限られたお小遣いとは比較にならない潤沢な資金を得ましたが、早速その何倍もの規模で散財させていただきました。ボク個人としては得た収益で美味しいご飯を食べようということにはとんと興味がなくて、そのすべてを全力でPUKUBOOKのコンテンツをグレードアップし、面白くしていくことに使っている!ということがお伝えできていれば幸いです。
「PUKUBOOKの収益が今の10倍になればなぁ」という話は妄想でしかありませんが、その妄想は、10倍になったらPUKUBOOKをどこまですごいものにできるか?あんなことやこんなこともできるようになる……という妄想です。今年はそれを「目標」に定めていろいろ試行錯誤していきたいと思います。
期間限定ショップを、定期開催のオンラインイベント「LIMITED」としてリブートしてみました(名前もロゴもひっくるめて10分くらいで作ったったw)。もしかして今日紹介した新品種もリリースされるかも? また次回の開催をご期待ください(^^)