葉先が鋭くとがっていて「スペインの銃剣 Spanish Bayonet」の異名を持つユッカ。古い葉っぱがよく残っているのも特徴。現地では5~6mの巨木になります。日本には明治時代に導入(明治15,16年ごろに高知の学者今井貞吉氏が「千枚欄」と命名したという記録がある)。もともと千毛蘭(チモラン)という毛が沢山あるような名前で呼ばれていたのは、イトラン Y. filamentosa に名付けられていた名前が取り違えられて aloifolia の名前になっちゃったんだとか。今はどちらの名前もほぼ残っていなくて「千寿蘭」と呼ばれています(千毛蘭に字形が似ていますね)。園芸市場では斑入りタイプのキンポウラン Y. aloifolia 'Marginata' が流通してます。
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