蓬莱宮
Cochemiea schumannii先が褐色の白く小さな刺をまといながらも、直系は大きくても5cmほど、高さ7~8cmほどの小さなボディはブルーグレイにお化粧されたコンパクトでかわいらしいサボテン。その小さなボディが老いと40本以上も群生したり、その小さなボディを覆わんばかりに大きな薄紫の花を咲かせたりするのもまた、そのかわいさを助長。バハ・カリフォルニアの限られた海岸沿いだけがふるさとの、絶滅危惧種。園芸市場では基本的に「マミラリア」と紹介されていますが、2021年にコケミエア Cochemiea属に編入されています。



| 季節タイプ | ー |
|---|---|
| 日あたり | ー |
| 耐寒温度 | 0℃ |
| 開花時期 | - |
グレイ表示は一般的なコケミエア属の情報です。
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最も古い学名は *Mammillaria schumannii* として1892年に発表されましたが、その後の運命はかなり数奇です。大輪の花や、実がまるごと落ちずに根元からちぎれるように裂ける独特の実のつくりから、1923年には一度「Bartschella バーチェラ属」という1属1種の独立属に分離独立。しかし1987年にまたマミラリア属へ統合。そして技術の進んだ2021年、分子系統解析によって、マミラリアが単系統群でないことが判明(別の系統が紛れていたり本来同じ系統のものが別の属になったりとキレイに分類できていなかった)。それを受けて、その中でグループとしてまとめることができた「鈎爪状のトゲを持つバハ・カリフォルニア系のマミラリアたち」がコケミエア属としてまとめて独立し、蓬莱宮もついにここへ落ち着きました。おもしろいのは、この「コケミエア」という属名自体も1897年に一度提唱されてから長く忘れられていた、いわば古くて新しい名前だということ。名前をめぐる紆余曲折そのものが、この種のキャラクターと言えるかもしれません。ごく最近の話ということもあり、国内では今もほとんどが「マミラリア 蓬莱宮」の名で流通しています。
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