メリディオナリス
Senna meridionalisゴツゴツとしたテクスチャの太い幹からいくつもの枝を複雑に伸ばし、その先に羽のような細かい葉がチラチラと舞う。老年株は幹も枝も太くなり所々にコブもでき異世界の山麓のような風情ある佇まいになるけど、若いうちからその魅力は十分に感じられ、気軽にはじめて長く付き合うコーデックスの入門としてオススメ。なにしろコーデックスの王様といわれる「パキプス O. pachypus 」にそっくりですし(血縁的にはまったく関係ない2種で、環境が似てたのでたまたま似た姿に進化したっぽいです)。
葉っぱは夜になるとネムノキのように閉じて眠る姿もまたかわいくギャップ萌え。水が足りないと葉を閉じることがあるので昼になっても目覚めなかったら水をあげましょう。冬(経験的には11月~5月)は葉っぱを落として休眠し、また春になると元気いっぱい葉を広げます。センナらしく黄色い、5枚の丸い花びらのかわいい花を咲かせます。
メリディオナリスという名前は「正午いう意味だから昼に葉を開くことに由来」と書いている文献がありますがたぶん誤解。この種の古い名前が「Cassia viguierella var. meridionalis」で、その意味は「viguierella の南の方に自生する変種」。それがそのまま引き継がれているだけ、というのがホントのところのようです。
というわけで名前の通り、マダガスカル南西部にお住まいの固有種。



| 季節タイプ | ー |
|---|---|
| 日あたり | ー |
| 耐寒温度 | 0℃ |
| 開花時期 | - |
グレイ表示は一般的なセンナ属の情報です。
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センナはなんとなく「1属1種」というイメージですが、実は世界に350種もある巨大ファミリー。いわゆるコーデックスとして園芸市場で注目されているのはこの「メリディオナリス」だけなのが「1属1種」というイメージの正体。
#なおPUKUBOOKでは多肉植物かどうかにかかわらず全種掲載するというのが基本方針ですが(セネシオ属なんてほとんど野草なので多肉じゃない種ばっかり)、流石にセンナは1/350なので、他の種の掲載は見送っています。
センナという属名はアラビア語 sanā に由来していて「お通じの薬になる」といった意味だそうです(って確かにそういえばそんな名前の薬がありますね)。
メリディオナリスという名前は「meridies は正午や南という意味だから昼に葉を開くことに由来」と書いている文献がありますが、おそらく誤解です。CactiGuide.comさんには「たぶん」と書いてあるので、こうした【推定】がどこかで【確定】になって広まっていったんでしょうね。
#meridionalisというラテン語は植物の学名では「南方の/南部産の」という意味で使うというのが慣例になっているようです。つまりこれ1語でいつも同じ意味。
#それと「昼に葉を開く」のはマメ科の植物ほぼ全てに言えるので種名として採用されるとは考えにくい
決定打はこの種の古い名前が「Cassia viguierella var. meridionalis」で、その意味は「viguierella の南の方に自生する変種」。基本種と自生地のエリアが違うことを言い表そうとしていたということですね。Senna septemtrionalis という「北方の」という種もあることがこれを裏付けます。
メリディオナリスは、それがそのまま引き継がれているだけ。「南部産の」だけだと(比較対象の基本種が抜けちゃってるので)意味が通らないと感じますが、経緯を知るとなるほどなと思いますよね。
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