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PUKUBOOK Succulent picture book

ハマミズナ科 ブラウンシア属

碧魚連

Braunsia maximiliani

別名 碧魚蓮 ヘキギョレン マキシミリアニ ビョクオヨン

MAIN
SUMMER
WINTER
FLOWER
DETAIL
さかながパクパクしている姿がかわいらしく人気の「碧魚連」。 エキヌス(エキノス)属と紹介されることが多く、ランプランサス属と言われることもありますが、現在はブラウンシア属が正式な分類のようです。
  • 難易度
  • 話題性
  • レア度
  • 予算
    650
季節タイプ冬型
日あたり日なた
耐寒温度-5
開花時期

グレイ表示は一般的なブラウンシア属の情報です。

免責・ご注意 PUKUBOOKは、個人が趣味で制作・運営しています。「正しさ」よりも「楽しさ」が基本方針なので、ご利用・転載の際には十分ご留意ください。掲載方針など、詳しくはこちら

FEATURES/ORIGIN特徴・由来

パクパクと魚が口を開けているような姿から、「碧魚蓮(へきぎょれん)」と呼ばれてる多肉さん。
透明感のある緑のお魚。マットな質感のボディに透明感を際立たせる縁取り※。朱色の若い茎とのカラーコーディネート。写真ではわかりにくいけど、お魚さん1対は、1cmに満たないコンパクトさ。姿形の似たメセンは他にもありますが、この絶妙な組み合わせはなかなかありません。

2月下旬 紫色のツヤのある花を咲かせます

※この縁取りはハオルチアやコノフィツムにある「窓」のように、半透明で中の多肉質が透けて見えます。透明感のある印象は、本当に透明だからなんですね。

秋には紫色の、艶やかな、デイジーに似た花を咲かせます。マツバギクと同じ花。故郷の南アフリカではvygieと呼ばれているそうです。標高250m~1100mの、半日陰の岩や砂利の上が自生地。ゴロゴロと石が転がる荒れ地の隙を縫うように、地面に張り付いて育つのが本来の姿、といったところでしょうか。

岩と碧魚蓮

エキヌス属とよく言われます

LLIFLEによると、「もともとはランプランサス属とされていたけど、最近は諸々の特徴※からブラウンシア属に分類されている」とあるように、ブラウンシア属が正解とされています。じゃあエキヌス属ってどこから来たの? そうなんです、「エキヌス属だった」と言う文献が見当たらないんですよね。どこから来たんだろう……。(※種子にトゲがないのはランプランサス属だけど、花や葉っぱの形態、枝ぶり、葉っぱの表面にある乳頭などがブラウンシアの特徴、とのこと)

蓮? 連?

名前の最後の1字は文献や業者さんによって「連なる」だったり「蓮(はす)」だったりします。意味的にはどちらもマッチしていますよね。「連なる」のほうが検索ヒット数は多いけど、ICNには「蓮」と書いてあります。某大手園芸店のラベルには「連」とありました。

韓国名は ビョクオヨン

ネットで見かける韓国苗のビョクオヨン(벽어연 byeok-eo-yeon)は、碧魚連の韓国語読みのようです。同じ種なの?と疑いの目で見られている今が狙い目?でも本当に同じ種?最後に信じられるのはご自身の目だけです!

POINT育て方のポイント

<s>繁殖しにくいのか、あまり一般の園芸店では見かけません。お値段も高めで、数センチの1本挿しで500~1000円程度、3号ポットで1500~3000円弱といったところ。</s> 生産、輸入が進んだのか、園芸店でも見かけるようになり、お値段も3号で1200円程度と手に入りやすくなってきました。(2017年5月)

パクパクお魚さんはお水が大好き

「碧魚蓮は水が好き」と言われます。
水をやらないとすぐにシワシワになって、水をやるとすぐにプクプクになるからでしょうか。「おなかすいたよー」と「おなかいっぱい♪」のサインがとてもわかりやすくてキュート。

夏の蒸れに注意 シワシワになってもじっと我慢!耐えて!

なので、逆に「水をやらない」ということに我慢と忍耐が必要になってきます(笑)。
南アフリカ原産とはいえ、海抜高めのところに育つ冬型の植物。成長期は秋~春で、5月頃は元気に新芽を伸ばしますが、7月ごろから全く動かなくなります。この時期は「完全断水」+「日陰に安置」が推奨されています。冬は冬で、寒さには強いけど霜に当たるとダメージを受けるおそれがあるので、同じく断水が推奨されています。
だ、断水って?! こんなにシワシワになって水欲しそうにしてるのに?? そう、その心を鬼にする覚悟が必要です。

実際に、日当たりなどの条件もありますが、本当に1ヶ月水をやらなくても大丈夫です。現地での写真を見るとシワシワになっていることが多いので、この姿がデフォルトなのかもしれません。
しかし、かわいそう…(苦笑)
どうしても気になって結局断水できなかった経験を白状します。その経験上で言えば、ある程度の日照、水やりは大丈夫です。ただし夏の水やりは深夜から早朝。曇りの日など涼しい日の前が理想的。特に暑さの厳しいお盆期間の2~3週間だけ断水するなど、タイミングをよく見計う必要がありそう。

日当たりも大好き

上の方に「半日陰に育つ」と書きましたが、成長期にはほぼ終日、目一杯日差しに当てても大丈夫。むしろ、「夏や冬を乗り切るには、それ以外の時期にどれだけ日に当てるかが重要」という文献もありました。その夏でさえ、高気温が心配で屋内に取り込みたくなりますが、あまり日が当たらないようだと涼しくなってからの成長もイマイチなので、断水して外で日に当てるほうが、大きく元気に育ちます。

増やし方

挿し木で増やします。いきなりカットせず、カットしたい枝先をしばらく土の上に置いておくと葉っぱの下から根が出て着生するので、より安心安全です。

VARIATION分類群 バリエーション

似たようなもの、ヘキギョレン的な名前のものは他にもいくつかあります。

ルスキア インデュラータ
ブラウンシア 青稚児

ルスキア インデュラータ R. indurata 。通称「ミニヘキギョレン」。葉っぱのデザインは似ていますが、大きさが半分にも満たないくらいコンパクトです。

ブラウンシア 青稚児 B. apiculata 。葉っぱはそっくりですが、遠目に見ると、木立性で、葉っぱが平たく、まったく別物の印象。

ギバエウム 春琴玉

ギバエウム 春琴玉 G. petrense 。葉っぱが少し大ぶりで枝を伸ばさないので、マットでソリッドでずっしりと逞しい印象。

コルプスクラリア レーマニー
アストリディア 明日紅

コルプスクラリア レーマニー C. lehmannii 。葉っぱの縁取りがなくて、よりマットでソリッドな質感です。葉っぱも少し大ぶり。よく上へ延びる(ヘキギョレンも木立ちするものがあります)、日当たりが悪いと葉っぱが延びる、花が黄色いという違いもあります。

アストリディア 明日紅 A. velutina 。そのレーマニーにそっくり。白い花を咲かせます。

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