桃太郎
Echeveria 'Momotaro'季節タイプ | 春秋型 |
---|---|
日あたり | 日なた 半日陰 |
耐寒温度 | -1℃ |
開花時期 | - |
グレイ表示は一般的なエケベリア属の情報です。
免責・ご注意 | PUKUBOOKは、個人が趣味で制作・運営しています。「正しさ」よりも「楽しさ」が基本方針なので、ご利用・転載の際には十分ご留意ください。掲載方針など、詳しくはこちら |
---|
やや色白のスムースなグリーンの刃先に、キュッとわずかにカーブしたピンクの爪をちょこんとアクセントにした、エケベリアを代表する人気種。NHK「趣味の園芸」でも「エケベリアといえばまずこれ」的な紹介を受けていたことがあります。かわいさだけでなく、育てやすく手に入りやすいのも人気の理由。
同じ桃太郎でも、葉っぱがすらっと長いもの、短くパワフルなもの、色白のもの、やや黄色がかったもの、爪のピンクが赤いもの、薄ピンクのもの、大きさのちがい…といろんな個性があるように見えますが、ほとんどが育った環境の違いによるみたいです。同じ株でも環境が違えば姿を変え、1年経てばすっかり様変わり。どの姿が良いかは好みによりますが、その好みを追求しようと思うと、要求する環境はシビアになりそう…。
和名は「桃太郎」。冬にほんのりピンクに色づくと桃のように見えるから、など諸説あります。
もともと海外から入ってきたもので、そもそもそれが何だったのかわからないので、正式な由来や交配親は「不明」。チワワエンシスと、コロラータかリンゼアナではないかと言われています。
海外では同じ顔をした同じ交配式の種が 'Beatrice' として通っていますが、桃太郎と同一種とする証拠はありません。Beatriceはベアトリスまたはベアトリーチェと読みます。イタリアの詩人ダンテが「理想の女性」として神曲に登場させた女性の名。
チワワリンゼは同じ親の兄弟エケベリア。ベアトリスと同じ種だという説もあります。素人目には全く区別できません。
他にも近年オランダで流通していた「リンゼアナ」、シモヤマコロラータなどは桃太郎と同じと言われていますが、それらも証拠はありません。
人気者だけに、違う名前のそっくりさんが多い、ということは覚えておきましょう……。
ちなみに、お母様のチワワエンシス E. chihuahuaensis は、桃太郎より小ぶりで赤みが強いので、並べてみると違いは確かなので間違えることはなさそう。
花のような色とりどりのロゼットとバリエーションの豊富さで人気のあるエケベリアは、そのほとんどがサボテンやアガベの故郷メキシコ原産。日本よりもずっと赤道に近く、暑いイメージがありますが、実は気温はそれほど高くなく、寒暖差もなく、雨季と乾季があって、乾季はさっぱり心地よい過ごしやすい気候。地域によっては特に厳しいこの「乾季」を乗り切るために、水を蓄える多肉植物たちが進化してきました。エケベリアは比較的乾燥の厳しくないエリアの木陰や岩の隙間に自生しています。
日当たりの良いところを好みます。ホームセンターにおいてあるのを見ると観葉植物=インドアグリーンかと思わされますが、ヒョロヒョロと徒長することが多いので室内は適しません。基本的には屋外の日当たりの良いところで育てる植物で、生長期の春と秋は西日の当たらない屋外(1日3~6時間程度の日照)、夏は直射日光の当たらない涼しいところが心地よさそうです。強すぎる光は葉焼けを起こすので、1日中ずっと日が当たるところは避けたほうが良さそうです。
乾燥が好きな多肉植物に、日本の蒸し暑い夏は大敵です。とは言え、本当の敵は日照で、夏に外で日にあたっていると植物内の温度はすぐに高温になり一発で溶けます。日差しを避け水を控えれば暑さにも結構耐えてくれますが、プロのハウスでも溶かしてたりするので100%無事に乗り切るのはムリと割り切ったほうが……。冬は霜に当たらなければ-5℃くらいまで耐えられるそうです。我が家(関西)では室内に入れず屋外越冬しています。
基本的には、土が乾ききってから、根っこに十分水が回る程度にあげます。問題はその間隔。目安は葉っぱのハリがなくなってふにゃっとしてくるか、下葉が枯れてくるまで我慢してからたっぷりと。でも水を吸ってハリが戻るまで数日から10日くらいかかることもあるので、その間は追加NGで、信じて待ちましょう。冬は11月や12月くらいまでは生長するので間隔を開けて水やり継続。夏はほぼ断水で。断水しても耐えられる涼しく風通しの良い環境に移しましょう。
春と秋に、液肥か緩効性の肥料を。小苗のうちは窒素を控えめに。とはいえ無くても元気に育ちます。無い方が冬によく発色するとか。
1~2年に1回、株と同程度か、少し大きめの鉢に植え替えます。根鉢は崩し、古い根は整理して、その切り口から雑菌が入らないようにそのまま数日~1週間ほど乾燥させた後に植え込む…と教科書には書いてありますが、土が新しく乾いていればそのまま植えてもOK。1~2週間後から水やりを再開します。多肉植物は一般的に根っこを使い捨てる習性(乾季にチリチリになった根は土に帰し生長期に新しく伸ばす)があるのでそれを促すイメージで、根鉢をリフレッシュすることでその後よく生長してくれます。
元気な葉っぱをむしって、そのままトレイに並べて、通気の良い、日の当たらないところに保管しておきます。早ければ数日、遅いと2ヶ月くらいかかりますが、芽が出てきたら土に植え替えます。カンテを代表とした大型の種などは葉挿しができないものもあり、そうした種は茎をちょん切って脇芽を出させる「胴切り」で増やします。オーソドックスに種をまく「実生」で増やすこともあります。
茎が伸びて立ち上がってきた株は、切り戻して小さくすることができます。適期は春と秋ですがわりといつでもできます。やりかたはとても簡単で、茎の適当なところでカットして、そのまま1週間乾燥させたあと、土にさすだけ。水やりは根が出るまでNG。2~4週間ほどかかります。軽く引っ張ってみて動かなくなったら根が張ってきた証拠。最初は根が出てから土に挿してもいいかも。カットした根元のほうからは新芽が出てくるので、捨てずに水やりしてあげてください。
枯れた下葉は元には戻りません。見た目が気になるようでしたら取り除いてください。
@s8_ichi ぜひぜひ〜!しかし開園日が結構、かなり限られてたりするので必要なら聞いてくれれば 僕は全然詳しくないのであくまで参考だけど、桃太郎とかは綺麗だなぁと思いました(こなみかん)後、エケベリアと分類は違うけど、マーガレットレッピンという品種はめっちゃ育てやすかったですわね
@Kakteen_Cuckoo あ、桃太郎ってエケベリアの方でしたか?笑 てっきりトマトかと… たしかに観賞用植物だとあんまり男性名思いつかないですね…
ちなみに 私がお迎えしてきたエケは こちらの子達✨️ どんだけ桃太郎好きなんだろって 思った 自宅の子合わせたら多分8人居るかも ラウリンゼもこの子で5人目w あとの子は初お迎え #エケベリア #桃太郎 #ロマン #ラウリンゼ #ピンクザラゴーサ #クレア #グラプトセダム #ゴースティ https://t.co/fLt2TvLw8V
生長を続ける桃太郎の瞠目 2020年12月頃(冬)の桃太郎の様子をご紹介します。 https://t.co/ESzsemmRDU #ウチデグリーン #多肉植物 #エケベリア