明るいグリーンのボディには白く大きな水玉模様をナナメにあしらって、頭の先にだけ葉っぱをツンツン伸ばす姿はどことなくパイナップルみたい。ドット柄はそのままサングラスにも見えてきて……。こんなビジュアルの人が歩いていたら、きっと底抜けに明るく陽気なトロピカル南国な人にしか見えませんよね? でも実際にはそのお住いはヒマラヤ山脈の麓の山岳乾燥地帯っていう硬派なライフスタイルにギャップ萌えなユーフォルビア。まったく出身地は違うけど「ギラウミニアナ
E. guillauminiana」に雰囲気が似ているので並べておいておきたくなります。ちなみにこんなに個性的なビジュアルのユーフォルビアさんですが名前がはっきりしていなくて、単に「ロイレアナ
E. royleana」と呼ばれたり「ネリフォリア
E. neriifolia」とラベリングされていることもありますが、どちらもトゲがしっかり&陵が盛り上がり&ドット柄がないので違う予感。かと言ってこの「royleana f.inermis」がこのドットさんの真の名前という確証もありません。他にも「刺無覇王鞭」とも呼ばれているようですが「覇王鞭=アンチクオルム
E. antiquorum」説すらはっきりしていなくて、真相はプロでも投げ出す闇の中……。