ダシフィルム
Sedum dasyphyllum季節タイプ | 春秋型 |
---|---|
日あたり | 日なた 半日陰 |
耐寒温度 | 0℃ |
開花時期 | - |
グレイ表示は一般的なセダム属の情報です。
免責・ご注意 | PUKUBOOKは、個人が趣味で制作・運営しています。「正しさ」よりも「楽しさ」が基本方針なので、ご利用・転載の際には十分ご留意ください。掲載方針など、詳しくはこちら |
---|
1本の細い茎の周りに太くて丸い葉っぱをコロコロ実らせる…といってもその直径は数ミリ程度の、かわいらしいグランドカバータイプのセダム。ヨーロッパに広く分布しています。基本色はブルー系の暗めグリーンだけど、寒さと日差しで紫色に紅葉します。
単に「ダシフィルム」と言っても共通点と言ったらその程度で、ものによって葉っぱが4枚だったり多数だったり、葉っぱに産毛があったりなかったりとバリエーションが豊富です。
「姫星美人」という和名も、当初はダシフィルムの何かしらの品種につけられていたのかもしれませんが、今となっては「(いろんな変種やバリエーションを含む)ダシフィルム全体」の和名といった雰囲気です。
ヨーロッパからアジア、もちろん日本にも、広く広く分布する多肉植物のスーパーメジャー級勢力。砂漠に限らず、岩場だったり高原だったり土手の上だったり…他の植物が苦手な「水の少ない場所」ならどこにでも居を構えます。基本的にとても小さくあまり目立たちませんが、多肉植物としての実力は本物で、1ヶ月水がなくても生きていけるし、日差しもなんのその。近年その強さに注目が集まり、壁面緑化や屋上緑化に使われています。
日当たりの良いところを好みます。グランドカバーというイメージから大きな植物の影に植えてしまいがちですが、ひょろひょろと徒長してしまいます。1日3~6時間以上の日照が理想的。夏の強すぎる日差しは葉焼けももちろん、株の温度が上がりすぎて溶けてしまうので要注意。
基本的には夏も冬も外で大丈夫な品種が多いです。ミセバヤやオノマンネングサなど、冬になると枯れてしまうけど、春になると吹き返す宿根性のものもあります。
基本的には、土が乾いてから、たっぷりと与えます。葉っぱの貯水量が少ないので、水が切れるとすぐに下葉が枯れてきます。それで株自体が枯れることはあまりないけど、見た目に良くないので、少し頻度高めに与えるのがポイント。
春と秋に、液肥か緩効性の肥料を。小苗のうちは窒素を控えめに。とはいえ無くても元気に育ちます。無い方が冬によく発色するとか。
鉢が窮屈になってきたら、一回り大きな鉢に植え替えます。根は深くないので浅めの大きな鉢で。他の植物が根を張るその上でもOKです。環境が合うとすぐにいっぱいになります。
葉挿しか、挿し木、株分けで増やします。虹の玉やパープルヘイズなど、葉っぱが丸いものは、その葉っぱをポロポロ取って種のように巻いておくと芽が出てきます。コーラルカーペットのような葉っぱが細くて小さいものは、枝先を切って土に挿しておくと、それが根付いて成長してくれます。ミセバヤのような大きなものは、葉挿しや挿し木がうまくいきにくいので、植え替えの際に株を幾つかに切り分けて増やします。
学術的に認められている変種は文献にもよりますが2種または3種です。
基本種ダシフィルム。基本的に上から見ると4枚しか葉っぱが見えない「十字葉」で、横から見ると2枚ずつが同じ高さから出てくる「対生」になっているのが特徴。
変種グランデュリフェルム。こちらは横から見ると葉っぱが1枚ずつ高さの違うところから出てくる「互生」になっているのが特徴で「それ以外には区別のしようがないくらい、ダシフィルムもグランデュリフェルムも地域差や個体差が豊富」とのことです(しかもどちらも「まれに互生・対生ルールが逆転してる個体もある」というからさらにカオスに……)。
S. dasyphyllum var.suendermanii (モケモケ?)
Sedum dasyphyllum var.granatense (葉っぱが多い?)
Sedum dasyphyllum var.alternum (互生?)
例えば他の特徴があったから違う名を与えられていたこれらの変種の多くがグランデュリフェルムの同種とされています。それぐらいグランデュリフェルムはいろんなバリエーションがあるということ。パープルヘイズやリファレンスもこのグランデュリフェルムの一種と考えられます。
変種オブロンギフォリウム。こちらははっきりとした特徴は未明ですが、葉っぱが大きくたくさん出てきてロゼットのようになるのが特徴かなぁ。園芸品種でいうとマジョールが近い雰囲気。
紅葉期に赤から紫に強く色づくメジャー級園芸品種。ダシフィルムよりも有名です(笑)。葉っぱは互生していてグランデュリフェルムの一種と考えられています。
「ダシフィルム」の名前で流通しているのは実はこのコだけかもしれない説。パープルヘイズとそっくりですが、強いて言えば葉っぱが少し大きめかも。茎が伸びやすい? 上から見ると葉っぱが十字ではなくロゼットにみえる? うーむ、環境の違いじゃないとは言い切れない。
名前のとおり大型種。十字葉ではなくロゼットのように葉を広げながらもりもり積み上がっていくので、小さな小さなビアホップ S. burrito みたいな印象。
レアな園芸品種。こちらは対生で基本種ダシフィルムの系統と考えられます。
名前だけで見たこと無い園芸品種。詳細未明。
名前だけで見たこと無い園芸品種。名前からすると、小さいんですよね。詳細未明。
@LaBotaniste Sedum dasyphyllum, cute one ! (Lyon, France) https://t.co/jH7reJoXWr
@mr19mama 調べても違いわからなかったからあのセダムはダシフィルムと思うことにする!
これ今日お願いしたセダムの寄せ植え!かわいい〜〜! オレンジドリーム ダシフィルム'マジョール' ペレスデラロサエ リトルミッシー https://t.co/x3MhDiM1tG
多肉植物 seセダム 大型姫星美人 ダシフィルムリファレンス パープルヘイズ 多肉植物 セダム 9cmポット管理方法■ 日当たり春秋型種 10℃〜25℃の過ごしやすい季節によく生長し、暑すぎたり、寒すぎる時期は休眠してし… https://t.co/GuaiLUlxmk