Mammillaria
サボテン科
マミラリア属
まんまるふわふわサボテン。
羽毛のように細くふわふわのトゲに覆われたまんまるボールの「白星」を筆頭に、可愛らしさでトップクラスの人気を集めるサボテン界のアイドルグループ。でもその種は400を超え、筒状のもの、トゲの長いもの、見慣れない高級激レア種もあって、ハマると怖いディープな世界です。mamilla はラテン語で「乳首」。ふわふわのトゲの中はtubercle(イボ)がよく発達していることに由来しているんだとか。
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PICKUP SPECIES
牡丹の舞
パッと見ではサボテンとは思えない、わらじのように楕円形の刺座を広げるユニークなフォルム。イボをよく伸ばしたその先に刺座を広げる、というところだけに注目すればマミラリアといえばマミラリアらしいかな……。Mammillaria saboae に近い種で、他に同じマミラリアのペクチニフェラ Mammillaria pectinifera やエピテランサ Epithelantha micromeris やツルビニカルプス Turbinicarpus pseudopectinatus に同じような造形があります。2013年にAndreas Berthold氏によってメキシコのオアハカ州で発見され、2014年にドイツのマミラリア専門誌の記者Thomas Linzen氏によって正式に登録された新種サボテン。最初のBerthold氏の発見時は匿名の記事で、でも後のLinzen氏の登録時にはそのBerthold氏にちなみbertholdiiと名付けられたというのがドラマを感じさせます。
続きを読むルエッティー
まるで白いドットが浮いているような不思議なデザイン。マミラリアの特徴である「よく発達したイボ」がさらに発達して長くて細い円筒状になっていて、その先にだけ、短くみっしりモケモケを生やしているのが「浮いたドット」のヒミツ。個性的なフォルムからとても人気があるけど、自然界では極めて限られたエリア+個体数が少なく、生長が遅いことも相まって、高価なサボテンの代表種になっています…。成長を促すために接ぎ木が効果的なんだそう。冬は休眠するので断水して柔らかな日差しのもとで管理しましょう。花はふつうに咲きますが、種が茎の中にできるそうです。我がコを体を張って守り育てる…ということでしょうか。
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