レモンソルベのような二重ラインにかわいく彩られつつも、そのエッジに赤褐色の「牛角」トゲがチリチリと踊る――そんなイカツかわいい装いでコレクターの心を射抜く斑入りアガベのニューフェイス。ボビコルナータという原種も聞き慣れないのでさぞ新参者なのかと思いきや、生まれはカリフォルニア・サンタバーバラのナーセリー San Marcos Growersで、2009年にIPPS西海岸カンファレンスで“Holstein”の名で披露されたのが初出っぽい(ただしHolsteinは中斑)。覆輪斑タイプは「Divine Bovine」と呼ばれている品種がメジャーっぽいですが、斑はあまり安定しないないようで、入っていたり入っていなかったり。ルーツもはっきりしていません。なお「カウズホーン」というとボビコルヌータ原種の愛称っぽいです。