やわらかく透き通るような白に、抹茶ミルクのようなグリーンが溶け合い、そこにじんわりとピンクの縁取りが浮かび上がる――そんな淡い水彩画のような葉姿を見せてくれるのが「リバーストーン」。大きめの葉っぱにはほんのりフリルが現れて優雅でおおらかな印象。名前の「Riverstones(雨花石)」は中国の天然石に由来し、白、緑、ピンクが入り混じる葉模様の美しさにぴったりのネーミングです。もともと斑入り品種の名前なので「リバーストーン錦」という流通名は二重表現っぽい。2021年中国生まれで「ピンクウィッチ A. 'Pink Witch'」の枝変わり。「ホワイトフェニックス 白鳳 A. 'Hakuhou'」とよく似ていて、白さがやや強いと言われる一方で、プロのあいだでも見分けがつかないという声も多く、現在は同一品種とみなされることが主流のようです。