ギャラクティックトラベラー
Agave desmetiana 'Galactic Traveller'「銀河の旅人」という大仰な名前を持つ、デスメティアナの斑入りアガベ。シルバーブルーの葉に鮮烈なレモンイエローの覆輪が走る——と言うと勘のいい人は気づくはず。そう、これは「ブルームーン A. 'Blue Moon' 」と同じものだと。結論を先にいうと、ブルームーン=ギャラクティックトラベラーということの確証はありません。ただそのビジュアルのそっくりさと、このビジュアルが偶然別のところで生まれる可能性を考えると、同じものと考えて間違いはなさそう。
アメリカの San Marcos Growers は「起源は未確認だが、2016年ごろオーストラリアの多肉市場に最初に現れたらしい」とし、そのヒントとして "traveller" がイギリス英語式の綴り(l が2つ)であることを挙げています(オーストラリア英語はイギリス式)。彼らが自分の株を手にしたのは2021年、サンタバーバラの Krock Plants 経由。なるほど「オーストラリア→アメリカ」。一方で日本では、鷲原旅人さんが2013年頃にはもう小苗を入手していた記録があります)が、ブルームーンも銀河旅人も「いつのまにか付けられていた名前」であってオーストラリアにつながりません。もう1つのヒントは。その鷲原さんのフルネームは鷲原旅人(Washihara, Tabito)だということ。「銀河旅人」という名前が偶然つけられたとは考えにくく、鷲原さんから中国に何かリンクがあることが伺えます(鷲原さんご自身は「銀河旅人はハズい」と言ってこの名前を使いたがっていませんが)。つまり「鷲原さん→中国」。中国語名がイギリス英語で翻訳されたとすればその現場はオーストラリアだから「中国→オーストラリア」。つまり、完全な推測ですけど、この鷲原さんのクローンが中国にわたり「銀河旅人」に、オーストラリアにわたって「Galactic Traveller」になったのかなーと……。
実体は ブルームーン A. 'Blue Moon' と同じものなので、姿・栽培・素性の詳しい話はそちらのページに譲ります。お店で「Galactic Traveller」の札を見かけたら、それは銀河旅人でありブルームーンでもある、ということだけ覚えておけば大丈夫かと思います。



| 季節タイプ | 夏型 |
|---|---|
| 日あたり | 日なた |
| 耐寒温度 | -5℃ |
| 開花時期 | - |
グレイ表示は一般的なアガベ属の情報です。
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