Pachyphytum
ベンケイソウ科
パキフィツム属
マシュマロ・ボディ。
むっちりぷっくりまんまるの葉っぱがキュートなパキフィツム。見たまんま「肉厚の植物」が名の由来。メキシコにお住まい。エケベリアに近いコたちで属間交配も盛んです。花もエケベリアに似ていますがもう少し上向きでパカッと開きます。
パキフィツムの写真や育て方、花の画像などを検索できます。
PICKUP SPECIES
千代田の松
太さ1cmに満たない細めの葉っぱを伸ばしながらむっちりロゼットを群生させるクールなコ。ロンギフォリウムはもともとあまり分岐しないようで、群生株は摘心したものなのかもしれません。生長すると高さが出て、葉っぱも平たく間隔も広がっていくのが本来の姿のようです。「千代田の松」というと、このロンギフォリウムタイプとコンパクツムタイプ Pachyphytum compactum があって、その経緯が明記された文献は見当らないので憶測の域を出ませんが、まずどう見ても違うコです。画像検索を見る感じだと、8:2でロンギフォリウム優勢。ロンギフォリウムタイプが「千代田の松」だ、という意見も見かけます(逆は見ない…)。
続きを読む千代田の松
ムチムチさがかわいいパキフィツムの中で、カクカク多面体の葉っぱが愛らしいのが、この「コンパクツム」。その名の通りこぶりで、1cm前後の太くカクカクした葉っぱをみっちりぎっちりと葉を付けます。夏は深緑一色なのに、秋の紅葉に紫色にガラッとイメチェン。そのカラーが印象深く「アメジスト」というラベルで売られていることも(それはグラクウム Pachyphytum glaucum という別種だ、とかいやいやグラウクムはコンパクツムのシノニムだ、とか……)。「千代田の松」としてこのタイプが流通していますが、どうもロンギフォリウム Pachyphytum longifolium のほうが優勢です。詳しくはそちらに。
続きを読む