チタノタ
Agave titanota季節タイプ | 夏型 |
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日あたり | 日なた |
耐寒温度 | -3℃ |
開花時期 | ほぼ咲かない |
グレイ表示は一般的なアガベ属の情報です。
レッドリスト 絶滅危惧
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本来の学名 titanota に対応しているのは、市場でよく見る豪快なタイプではなく、もう少しツメが控えめで、葉っぱが長くブルーグレイが映えるクールなタイプ。
市場でよく見る豪快なタイプはおそらく A. oteroi に分類されるべきなんでしょうが、園芸的にずっと「チタノタ」で通ってきたことや、学術的に厳密に oteroi かどうかは特定できないため(中にはoteroiとtitanotaの自然交配種もあると思われます)これからも「チタノタ」で通っていくように思います。
名前の通りのナンバーワンの人気種。やや小型で、明るいグリーンの葉っぱに白く豪快なツメ。いわゆるシエラ系チタノタの代表的な品種です。写真はその斑入りタイプ。
まだ「チタノタ」という名前もその原産地もはっきりわかっていなかった頃、日本に入ってきた「厳つくてカッコいい謎のアガベ」に与えられたのが「ナンバーワン」という和名でした。元祖「チタノタ」とも言えます。その「ナンバーワン」は農大(東京農業大学 育種学研究所)に入ってきていたので「農大 ナンバーワン」とも呼ばれます。さらに「ナンバーワン」というカタカタ名はいまいちハクがないよね、ということで与えられた漢字名が「厳竜」ということらしいです。
ということは、元を正すと「ナンバーワン」も「農大」も「厳竜」もすべて同じ種の同じ株のことを指していて完全に「同種」。
しかし、実際に流通しているコたちを見ていると、農大は小型肉厚ボールタイプ、厳竜はスラリとシャープな葉っぱに豪快なツメ…といった印象の違いがあります。
おそらく上記のナンバーワン系から派生した、爪が白いタイプ。ツメやマージンは細く少しうねっています。
比較的新しいバリエーションで、人気がある「ブルーボール」。
青みがかった葉っぱがコロンと丸いカタチになるのが名前の由来。白鯨やホワイトアイスと比べると、その「ボールさ」がよくわかりますね。褐色から黒のダークカラーのツメもチャームポイント。
そのブルーボールの選抜種で、爪が黒いコ(画像によってはブルーボールのほうが黒い場合もあります)。
ボディも渋いグレイカラーでコアな人気があります。
明るいグリーンが特徴のシエラ系のフォルムで、ランチョ系のようなブルーグレイの葉のバリエーション。ということはその交配種からの選抜かなぁと推察。白鯨と比べるとそのボディの白さがよくわかるかと。
葉っぱが赤いバリエーション。寒さと痩せた土壌でストレスを与えると真っ赤になります。葉っぱが短く鋸刃がゴリゴリのもの、葉っぱがディープグリーンで葉っぱも鋸刃もコンパクトなもの、葉っぱが明るいグリーンでシュッと細長いもの……といろんなタイプがあるように思われますが、基本的にはほぼすべて「育成環境の違い」です。
季節斑と呼ばれますが、葉っぱができたての季節に中央が白く色が抜けるのが特徴。
特徴のある個体に固有名をつけるというチタノタ文化の走りになった金字塔的な品種。鋸刃が強くうねっているのが特徴で、子株の頃からそんな雰囲気はあるし、ナンバーワンなど従来の個体との区別は比較的カンタン。
鋭く伸びた、うねるトップスピンが特徴的な品種。こちらも子株の頃からそれっぽい特徴が出ます。
アガベ欲しいけど、チタノタの品種多すぎてわけわからん!
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