特徴・由来

屋根の上のセンペルビブムテクトラム
枯れた自身の体を苗床にしているのでしょうか

ヨーロッパ山間部の茅葺屋根の上に生える草…、そんなどこか懐かしい風景で密かに主役を張っていた「草」の正体は、実はこのセンペルビブム テクトラムだったのかもしれません。テクトラムというのは「家の屋根の」という意味で、和名もそのまま「ヤネバンダイソウ」。

屋根に生えていると「雷雨から家を守る」という言い伝えもあり、人類とは千年に渡っていいお付き合いをしているとか。そんな昔から屋上緑化に使われていたとは、さすが日差しと乾燥に強い多肉植物。

秋に赤く色づくグレイッシュグリーンのベロア状の葉をつけ、夏に赤紫色の花を咲かせます。

センペルビブムとは?

このテクトラムはセンペルビウムを代表するような品種で、英語名も「Common House Leek = ふつうの万代草」と呼ばれています。そもそも「センペルビブム」とは、「センペル」=「普遍的な、永遠に」、「ビブム」=「生きる」、つまり「永遠に生きる」という意味。和名もその意味を汲んで「万代草」といいます。

センペルビブムって読みにくい?

そうなんですよね。唇が動きません…。なので、センペルビウム、センペルビュームという表記も見かけますが……。ちょっと待って! よくよく聞いてみると、英語ではこれを、センペルバイバム(英国)とか、センペルビーバム(米国)と読むようです。これだとちょっと読みやすくないですか? 個人的にこれが普及してくれないかと密かに願っています。

英語ではこんな名前も

センペルビブムは長きにわたって広い地域で愛されてきたこともあって、いろんな呼び名があります。「House Leek」は「家のネギ」ですが、花が咲く時に花芽を伸ばした姿がネギのカタチに似ているからそう呼ばれるんだとか。ネギとは何の血縁関係もありません。「Hens and Chicks」とも呼ばれますが「雌鳥とひよこ」です。子株をたくさんつけて寄り添っている様子から、でしょうか。

育て方のポイント

極寒にも耐えますが 夏の暑さにご用心

もともとヨーロッパアルプスにお住まいの高山植物なので、-30℃にも耐えるという情報もあります。ただ逆に夏の暑さに弱いので、夏の暑い時期は、日差しを避ける、水を極力控える、室内に取り込む、などの手厚い保護を。

子株をたくさん出して増えます

若い株でもおかまいなしに、子株をよく出しどんどん増えます。出てきた子株は根っこがでてきたら切り離しできますが、できれば1~2cmくらいの大きさになるまでは切り離さずに親から養分をもらっておくと成長も早く、その後の生存率も高くなります。環境にもよりますが、その後1年で3cm程度の苗に、さらに1年で6~10cmの親株に成長します。

花はめったに咲きませんが咲くと枯れます

子株として生まれて、2~3年ほど順調に成長すると花を咲かせることがありますが、花を咲かせた株は枯れてしまいます。なので子株はきちんと保護して常に数株程度は育てるようにしておくのが長く楽しむ秘訣です。

街のウワサ

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