あけましておめでとうございます。2022年の最初のコラムは、今年の多肉植物トレンドを占ってみよう！という意図を込めて、昨年2021年にどんな多肉植物が人気だったかをランキングしてみます！（それってふつう年末の企画では？という声は聞こえない）
今回はほとんど主観を除外して、客観的なデータに基づいたランキングです。
PUKUBOOKでは多肉植物市場に日々新しく登場する新品種を追加していますが、実はこの作業は全然自動化されていなくて、正式な名前、由来、他の種との違いなどを編集長自ら調べた上で掲載するというアナログ作業で、2021年は535種を追加してきました。その535種の新品種の中で、いきなりアクセス数上位に食い込んできた期待のニューフェイスたちがこちら！
「2021年の顔」にふさわしいコが No.1 にランクインしました。実際に登場したのは2019年で英国チェルシーフラワーショーの Flower Of The Year を獲得した実績もありますが、それが日本でも認知された結果がちゃんとランキングに現れました。PUKUBOOKでも勝手に「Succulent Of The Year 2021」を授与させていただきたい といったところです。
このコは「PUKUBOOKリニューアルのためのクラウドファンディング」でリターンとしてご用意したコで思い入れがあるので、上位に入ってきて個人的にとても嬉しいです。きっと上位にランクインしたのも「クラファンをやったから」というのが大きいのかなとも思います。だって同様にクラファンで用意した「ドリームローズ」や「ミモザ」も上位に入ってきたから。
3位は超高級アガベの「陽炎」。2021年はアガベ人気がぐんぐん上がっている気運を感じる年で、この人気は2022年も加速しそうな勢い。
ハオルチアからのランクイン。やっぱり今まで見たことないような驚きの特徴があると注目度がぐっと高まる感じがしますね。（オブツーサ ゴーストというコもいるけど。ゴーストも掲載したときに大反響でした）
このあたりは、2021年の新品種というよりも「いままで掲載してなかったんかい！」的な抜け漏れを慌てて掲載した感はありますが、アガベ人気が高まる中でこのフィラメント系アガベはやや注目度が低い感じがするので、もっと注目して！という意味を込めてプッシュしたいところです。
今度は、登録したのは2021年よりも前だけど、アクセス数が前年比で急上昇したコをランキング。ほとんど写真がご用意できてなくてすみません……。
「水蜜桃」は確かに急によく聞くようになりました。エキゾチックな名前と「桃太郎と違うの？同じなの？」というミステリー感があってよく検索される注目の的になりましたね。
最後に、元より「PUKUBOOKランキング」と称している「お気に入り登録数ランキング」の中で、1年前のランキングから急上昇したコをランキング。このお気に入り登録数ランキングはなかなか変動しない「不動の人気種」で、普段掲載している上位40位は1年経ってもほとんど変わりません。そんな中で5位以上ランクアップしたこのコたちは、本当に次世代の定番種を担ってくれるコたちなのかもしれません。
PUKUBOOKが他のサイトと違うのは、全55,000種以上を掲載してリアクションを得ているという「ビッグデータ」を持っているところ。マーケティング担当者が喉から手が出るくらいほしいデータですね（笑）※。こうしたランキングもデータに裏打ちされた客観的なものなので、僕自身も「え？これが今の人気種なのか？！」と新鮮に驚かされることもあります。今年もそんな「客観的」な視点で、新しい多肉との出会いの一助になればと思い運営と更新を続けていきたいと思います。
※個人で持ってても活かしきれないので、出せる範囲でよければ全然出します。お気軽にお問い合わせください（＾＾）
