「年末総特集」が世間を賑わす季節になってきました。PUKUBOOKでもそんな時流に乗って2022年にどんな多肉植物が流行ったのか、ランキング形式で振り返っていきます! もちろん去年もやりました。いや、去年は年始にやってなかった? あれって実は忘れてた? とそんなことは華麗にスルーして行ってみよう!
今回もほとんど主観を除外して、客観的なデータに基づいたランキングです。
PUKUBOOKでは多肉植物市場に日々新しく登場する新品種を追加していますが、実はこの作業は全然自動化されていなくて、正式な名前、由来、他の種との違いなどを編集長自ら調べた上で掲載するというアナログ作業。2022年は昨年よりもちょっと控えめの380種を追加(追いついてない感)。その380種の新品種の中で、いきなりアクセス数上位に食い込んできた期待のニューフェイスたちがこちらです!
確かに。今年は「アガベの年」かもしれません。オテロイの品種確定によって原生地から山採り、実生問わずバリエーション豊かな個体が生み出され、多肉LOVERも多肉市場も大いに賑わい、その勢いは衰えるどころか来年もますます加熱していきそう。そんな多様な品種の中でこの「スナグルトゥース」は特徴がハッキリとわかりやすく、ノーマルチタノタから抜け出る最初の一歩にもふさわしいかもしれません。
PUKUBOOKで勝手に「Succulent Of The Year 2022」を授与させていただきたい と思います(と、うちにある小さな見本株の鉢にシール作って貼っておきます!)。
斑入りのエケベリアもいろいろと登場しましたが、その中でPUKUBOOKの「話題性」がダントツなのがこの「モンロー錦」。イベントに出かけるといつもカクタスニシさんのブースに鎮座していますよね(で、すごい値段なのでいつも見るだけ……)。
ほぼ同率3位でハオルチアが2種ランクインしました。な、なんとノーマーク。すみません、すぐに調べます!(来年に)
なんとディッキアがランクイン。こちらもほぼノーマークですみません。マーキュリーといえば今年は5年ぶりに「機動戦士ガンダム」の新シリーズがOAされましたがそのタイトルが「水星の魔女 The Witch From Mercury」。ともに今年の顔にふさわしいということでしょうか。
ほぼ同率5位でエケベリアのニューフェイスが続きました。今年ももちろんたくさんの新種が登場しましたが、その中で話題性のトップに躍り出たのがこのコたち。著名なシャビアナのバリエーションであれば広まりやすいのは理解できますが、他の2種は……。話題になる理由はなかなか掴みどころがありません。
今度は、登録したのは2022年よりも前だけど、アクセス数が前年比で急上昇したコをランキング。ほとんど写真がご用意できてなくてすみません……。
最も上昇したのが、ほぼ1,000位圏外から100位までの大幅ジャンプアップの「花月夜」。2022年より前というか古くからある著名な品種。ラズベリーアイスなどのエレガンス系ハイブリッドの元祖とも言えるお姉さま的存在。こういうコが見直されるというのは良いですよね。
あとはアガベ人気に牽引されて、聞いたこともない 今まで注目されてこなかったレアな品種にスポットが当たるようになってきています。恥ずかしながら情報掲載が追いついていませんが、このあたりも調査していければと思います。
最後に、元より「PUKUBOOKランキング」と称している「お気に入り登録数ランキング」の中で、1年前のランキングから急上昇したコをランキング。このお気に入り登録数ランキングはなかなか変動しない「不動の人気種」で、普段掲載している上位40位は1年経ってもほとんど変わりません。そんな中で4位以上ランクアップしたこのコたちは、本当に次世代の定番種を担ってくれるコたちなのかもしれません。
PUKUBOOKが他のサイトと違うのは、全55,000種以上を掲載してリアクションを得ているという「ビッグデータ」を持っているところ。ということを去年も書いたのですが、そのデータが十分に回収できているか? 本当にビッグデータなのか? というと正直やり来ていないと思うところはあります。ちょっと他ごとにかまけ過ぎでプログラムのメンテナンスやデータ精度のチェックができていないのは反省点。来年はここをもっと積極的に動かしてデータの精度を上げていかなければ!と思ったのでここに改めて宣言しておきます。
そんなこと当たり前にやれよ!と言う話ではありますが……。