大阪の玄関口であり、常に進化を続ける大都市梅田。JR大阪駅を中心としたこのエリアは、2011年の駅リニューアル、2013年のグランフロント大阪開業、2019年のリンクス梅田誕生を経て、2025年3月には「グラングリーン大阪」が一部先行開業するなど、まさに「行くたびに新しい顔を見せる街」として多くの人々を魅了しています。
そんな再開発著しい梅田エリアに、植物好きなら見逃せない新たなランドマークが誕生しました。それが、今回ご紹介する「ガーデンズうめきた」です。
写真内の人物はプライバシー保護のためAIで「イラスト」に置き換えさせていただいています。多少の違和感はご容赦ください……。
最新!なんて言ってますがすみません。「ガーデンズうめきた」がオープンしたのは2024年9月。満を持して記事にさせてもらってます。
「ガーデンズうめきた」は、グラングリーン大阪 ショップ&レストラン 北館の1階に位置し、「水と緑をもっと身近に」をコンセプトに掲げる、植物とアクアリウムに特化した都市型新コンセプト店舗です。
月並みだけど「まるで都心のオアシス」のような店内には、人気の観葉植物から希少な塊根植物、さらには世界中の熱帯魚や、梅田エリアではふつうお目にかかれないようなスケール感の水草レイアウト水槽が並び、訪れる人々を魅了。単なる販売だけでなく、専門スタッフさんによる植栽やアクアリウムに関するアドバイス、ワークショップやイベントも随時開催されているので、植物やアクアリウムを暮らしに取り入れたいと考える人々にとって、まさに理想的なショップというワケ。
じつは僕、オープン以来、何度となく通わせていただいていたんですが、それを今更記事にしようと思ったのは、やっぱり何度も通いたくなる魅力があるからなんですよね。なぜこれほどまでに惹きつけられるのか、その魅力を余すところなくご紹介しますね。
店内に一歩足を踏み入れると、まず目を奪われるのが、美しくレイアウトされた植物とアクアリウムの数々です。
入口すぐのロックガーデン風のディスプレイは圧巻です。関西ゆかりの西畠勲造さんがプロデュースしているディスプレイで、巨大なビカクシダ、エキゾチックプランツ、ユーフォルビアなどが大胆にレイアウトされています。もちろんその多くはディスプレイじゃなく商品なので購入することも。なかなかのお値段ですが、その年季の入った姿からすればむしろリーズナブルなのかもしれません(買えないけど)。
多種多様なサボテンやコーデックス、お部屋の雰囲気を一変させるような大型の観葉植物まで、幅広いニーズに対応できる品揃えです。この手の植物はともすると「男前植物」なんて言われがちですが、最近は女性のお客さんも多いですよね。
美しい熱帯魚が泳ぐアクアリウムや、緑豊かなテラリウムは、まさに芸術品。見ているだけで心が癒されます。ジャンルが違うのであまり詳しくないけど、関連グッズの品揃えはトップクラスという情報もあり。
ちなみに多肉植物目線で言及しなければならないのは、エケベリアやセダムなどいわゆる「多肉植物」はめっちゃ少なめです。無くはないけど、店頭にワゴン1~2台分あるかないか程度……。そこがちょっと寂しいポイントですね。
運営母体が「コーナン」と聞くと、少し意外に感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、「ガーデンズうめきた」は従来のホームセンターのイメージとは一線を画す、洗練された都会的な空間が広がっているんです。
店名のロゴにさりげなく添えられた「コーナン」のロゴ以外には、その面影をほとんど感じさせません。植木鉢や化粧石などの雑貨も、デザインが控えめでシンプル、かつ質の高いものが厳選されていて、どんなお部屋のインテリアにもすっと馴染むアイテムが見つかるはずです。特に、多種多様な化粧石を量り売りしてくれるサービスは、こだわりの鉢植えを作りたい方には本当に嬉しいポイントだと思いますよ。
「コーナンさんが本気で植物の専門店を作ったんだな」という意気込みがひしひしと伝わってくる、まさに都市型ライフスタイルショップです。
グラングリーン大阪の北側に位置する「ガーデンズうめきた」は、アクセス方法を間違えると少し遠回りになってしまうことも。そこで、足しげく通う僕のおすすめ最短ルートをご紹介します。信号待ちもなく、ほぼ直線でたどり着けるので、ぜひ参考にしてください。
1. JR大阪駅からグランフロントに渡る
2. グランフロント2Fを突っ切る
3. 北館に渡る
4. 北館の吹き抜けで突き当たるので左に曲がる
5. グラングリーン連絡橋を渡る
6. Canopyのビルを突き抜ける
「ガーデンズうめきた」の魅力は、周辺にグリーン関連の魅力的なショップが集まっていることにもあるんです。せっかく梅田まで来たなら、ぜひ「はしご」して、植物ショッピングを存分に楽しんでいただきたいです。
グリーンと雑貨のセレクトショップ。通底するコンセプトは「サステナブル」でしょうか。リサイクルポットを中心に、シンプルで都会的なデザインの雑貨や、個性的なグリーンが並んでいます。環境に配慮したおしゃれなアイテムを探している方におすすめです。SOLSO FARMで有名なグリーン企業「株式会社DAISHIZEN」の造園ネットワーク部門KEEP GREENの関西ハブ兼初の直営店という位置づけっぽいです。
言わずと知れた人気の家具・雑貨店ですが、そのグリーンや雑貨のセレクトはとっても洗練されていて、いつも新しい発見があります。インテリアに合わせた植物選びのヒントが欲しい方には特におすすめです。
「ガーデンズうめきた」や「アクタス」とは異なり、カジュアルでデコラティブな園芸雑貨が豊富に揃うショップです。自分らしい個性的なアイテムを見つけたい方、ちょっとしたプレゼントを探している方にもぴったりですよ。僕が行ったときには店内マップに名前が載ってなくて迷ったのでご注意ください。リンクス梅田地下1階の、スーパー「Harves」さんの隣、マクドナルドの斜め向かいにあります。
駅直結でアクセス抜群の定番フラワーショップです。季節ごとの美しい花々が店頭を彩り、気軽に立ち寄って旬の花を楽しめます。ちょっとしたギフトにも最適ですね。
“男前な植物空間”を求めるならここ。「ガーデンズうめきた」とは方向が逆ですが、駅から徒歩数分の立地なのでご安心を。
グラングリーン大阪の中心に広がる、都会のど真ん中にある芝生広場です。手入れの行き届いた芝生やガーデンテーブル、お子さんたちが水遊びできる噴水コーナーがあり、老若男女が思い思いの時間を過ごせます。周辺にはランチスポットも豊富ですが、セブンイレブンも近いので、気軽にピクニック気分を味わえますよ。背景が巨大なビル群というのも新鮮な体験。座れないほど混雑していたことがないので意外と穴場スポットだと思っています。
ご家族連れはもちろん、大人も楽しめる新感覚のVR/ARエンタメ体験スポット「MIRRORGE OSAKA」。最新のVRゴーグル(Apple Vision Proっていう1台60万円もする超高級ゴーグルなので使うだけでも自慢できちゃう)を装着して、うめきた公園を舞台にした壮大なバーチャルエンタメ体験ができます。最初は「うめきた公園の枯れ木に魔法で花を咲かせられるのかな?」くらいの期待値だったんですが、そのスケールは想像をはるかに飛び越えていくので、ぜひ体験してみていただきたいです。ただし、高所恐怖症の方にはオススメしません……。
大阪駅周辺、特に「梅田」エリアは、常に変化し、新しい魅力を生み出し続けています。
今回ご紹介した「ガーデンズうめきた」をはじめ、グラングリーン大阪周辺には、まだ知られざる魅力的なスポットが数多く存在します。この記事が、皆さんが「今の梅田」を楽しみ、新たな発見をするきっかけになれば、僕にとってこれ以上の喜びはありません。
ぜひ、機会がありましたら梅田へ足を運び、進化し続ける都市の息吹と、そこで出会える豊かなグリーンライフを体験してみてくださいね!