以前にクラウドファンディング「韓国生まれのかわいい多肉植物専用ポットを日本に届けたい」で多数のご支援をいただきありがとうございました。おかげさまで多くの方に日本で最初のodoropotをお届けすることができました。それと並行して今回の「きちんと在庫を持って即日配送できる一般販売」の準備も進めさせていただいておりました。
この度その記念すべき「一般販売スタート」を迎えられたのでお知らせさせていただきます。
orodopot は2020年に韓国でスタートした陶器鉢ブランド。制作から販売まですべて作陶家チェウンジさんお一人で手掛けられている1点1点ろくろを回して製作している正真正銘ハンドメイドの植木鉢。そのかわいらしいデザインは言うまでもありませんが、実はほとんどが多肉植物専用の植木鉢としてデザインされているのが大きな特徴です。
odoroの名前は、odoropotの誕生の地である韓国は坡州市の「五島路 Odo-ro」という地名(street name)に由来しています。この名前は、作家のチェウンジさんが、1度は諦めた作陶家の夢を再出発できた初心をいつまでも忘れないために名付けられた、夢の詰まった名前です。
odoropotの良さは、一見するとカチッとシンプルなフォルムなので「量産品かな?」と思ってしまうのですが、素材やディテールには手作りや自然素材の暖かみがよく現れているところ。量産品でこの質感や雰囲気はなかなか出せません。それは例えるなら、手書きで活字のようにきれいな字を書くようなものでしょうか。その美しくも暖かな手書きの文字を書くのにどれだけ練習を要するのか?そんな世界を想像してみてください。
乾燥が好きな多肉植物のためにデザインされたポットは、排水性をよくするためにふつうのポットよりも鉢底穴がかなり大きく作られています。また、そのほとんどが素焼きであったり、釉薬を使っていても下半分は素焼きを残しているのも、吸水発散を良くして蒸れを防止するための工夫です。
「Premium by Odoro」は、1つ1つ手作業で彫刻的な柄を加えたアーティスティックなスペシャルライン。もちろんodoropotも1つ1つ手作業でデザインを施していますが、見てわかるように段違いに手間暇かかっています。
その「Premium by Odoro」シリーズの中の最も小型のモデル。クラファン時にはなかった新作です。小さいとはいえコーデックスや小型の多肉植物を飾るには十分な大きさで、浅い鉢も使い勝手のいいデザイン。手軽に「Premium by Odoro」シリーズの魅力を手にすることができるおすすめの作品です。
あえて「odoropot」というときは、釉薬や素焼きのシンプルでかわいらしいデザインのレギュラーライン。シンプルながら手作りの温もりも感じられ、高い技術とクオリティに裏打ちされたクールな印象との絶妙なバランスが魅力を引き立てています。
シンプルな素焼きに、odoropotのトレードマークとも言えるかわいいフラワーチャームをあしらったポットシリーズ。クラファン以前からこのフラワーチャームのポットはあったのですが、そのときにはご紹介できなかったんですよね。フタを開けてみればなるほど、こんな新作を用意されていたとは! 以前よりずっとシンプルなデザインになっていて、気軽に手に取れる価格帯にしてくれているのも嬉しい配慮です。
ホワイトベージュの釉薬が美しいシンプルなデザインのポット。大きな縦ストライプは1つ1つ手で削り出した「しのぎ」と呼ばれる技法で、ハンドメイドなのでほんのり真っ直ぐじゃないのがとてもぬくもりを感じるチャームポイントです。
これは完全に個人的な趣味でお取り寄せさせていただいたものです(笑)。こういうシンプルなものって本当に売れないんですよねー。でもそんなマーケティングは度外視。僕が使うからいいんだ!とお取り寄せしたオレオレラインナップ。
最後にお伝えしておきたいことを。odoropot はチェウンジさんという1人の作家さんが企画・製造・販売まですべてやっている個人事業です。そして、今回それを日本にお届けするというのは初めての経験。その内心、とても不安に思っているはず。
ですので、orodopotを手にされましたら、ぜひそれをSNSにアップして感想を聞かせてください。メンションは @pukubook か直接 @odoropot へ。もちろん pukubook にメールいただいてもOKです。責任持って伝えさせていただきます。
チェウンジさん自身も、大量生産するよりも、少しでも良いから作品に共感してくれる人、好きになってくれる人と出会って深く愛してほしいと願っています(なのでどうしても数は少なく、在庫も少ししかないことはご容赦ください)。
個人と個人の小さな努力でお届けできるようになった新しいプロダクツたち。そんな出会いをこれからも大切にしていきたいと思います。
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