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PUKUBOOK Succulent picture book

2022.9.9 多肉植物を気軽に送れる「四種便」の初心者向け基礎とプロレベルの応用

メルカリやヤフオクで多肉植物をゲットすると配送方法によくあるのが「四種便」。
今回はこの「四種便」について基礎から応用編までガッツリ解説して、初心者さんに一気にベテランさんになっていただこうという企画です。
多肉植物は、増やして交換できるようになれば本当にお金のかからないサステナブルな趣味です。使えるものは徹底的に使いこなしていきましょう。

四種便とは

四種便は正式名称を「第四種郵便物」といって、公共性や福祉性のある品物を安く送れるサービス。つまり「人のためになるものだからお金なんて要りません」という聖人のような郵便局さんの善意です。その品目の中に「植物種子、苗、苗木、茎もしくは根で栽植の用に供するものなど」とあって、もちろん我らが多肉植物の苗も含まれています。

第三種・第四種郵便物(郵便局)

四種便の送り方

基本的には「定形外郵便」と同じですが四種便は次のポイントが異なります。

「第四種郵便物」と書く

名の近くの見やすい場所に「第四種郵便物」と書きます。必須です。「四種便」でもOKです。逆に言えば、それさえ書いておけば宛名ラベルに書式はないので自由に書いても大丈夫。段ボール箱に直接マジックで書いたりしても、ね。

最大 1kg までだけど 300g までが理想
g定形外四種便
~50g 200円 73円
~75g 220円 110円
~100g 300円 130円
~150g 170円
~200g 350円 210円
~250g 240円
~300g 510円
~400g 290円
~500g 342円
~1kg 710円 550円

※4種便は400gを超過すると100gごとに+52円

料金は重量だけで決まります。一応最大で1kgまで対応していますが、定形外郵便と料金を比較して50%以上の割引になるのは 300g まで。つまり郵便局さんとしては 300g くらいまでにしておいていただけると助かるなぁということかと解釈できます。

今まで受け取った中で一番大きな四種便(これで446円)

ちなみに箱サイズは、1辺最大60cmで、3辺合計90cmまでなので、よっぽどのことがない限り超えることはないと思います。

中身を確認できるようにする

「植物に限る」という四種便なので、当然、中に何が入っているか郵便局員さんが確かめる必要があります。これには大きく2つの方法があって、1つは郵便局の窓口で中身を見てもらってから封をする方法、もう1つが中が見える箱にする方法です。

中身を見てもらってから封をする

文字通り、箱に封をせず、郵便局に持ち込んで窓口の局員さんに中身を見てもらってから封をする方法です。個人的には箱の扱いがシンプルでカンタンなのでよく利用していました。

中が見える箱に入れる
上部に透明のフィルムを張った、中身がよく見える梱包(これで290円)

封をしても中が見える箱に入れる方法です。透明のプラパック、上部だけ透明のフィルム、一部に窓を開けた箱など。

実際のところは……
中身が見えない窓。届いているのでこれでもオッケーということですね

ここからはナイショの話。この「中身の確認」は形骸化している感があります。

先の「中身を見てもらってから封をする方法」はあるとき別の郵便局のとある局員さんにあたったときに「それじゃダメ」とツッパネられてからやらなくなりました。

代わりにオッケーと言われたのが、小さくてもいいから箱に中が見える窓をあけること。中身じゃなくて中と書いたのは、中身は見えて無くても通るからです。梱包材しか見えてなくても。どうも郵便局員さん向けのマニュアルにはこっちの方法が書いてあるっぽいです。

というわけで、何がどこまでオッケーなのかは郵便局の窓口担当さんによって変わってきそうな雰囲気です。

最近うちではこんな梱包方法に落ち着いています
植物しか送れないわけではない

中身がロクに見えないんだったら何を入れてもいいのでは……というヨコシマな話ではなくて、四種便だからといって「ベアルート」で送らなければいけないわけではありません。これは輸入するときの規制とごっちゃになってる感。四種便は「植物苗」を送れるので、当然、苗の維持に必要な最小限の土やプラポットは付属しててもOKです。

#料金は重量によるので、コスト削減のために余分な土やポットを外したほうが安くはなります。

とは言え、必要最小限を逸脱するものを同梱するのは止めましょう。局員さんからの信頼を失って、良いことなんてひとつもありません。

四種便のデメリット

良い事ずくめのように聞こえる四種便ですが、もちろん良いことばかりではありません。四種便は基本的には定形外郵便なので、追跡番号がなく事故でロストしても保証がありませんし、休日は配送をしないのでちょっと届くのが遅いです。高価な苗や傷みやすい苗を四種便で送ってもらうのは控えるのはもちろん、届かないことや到着が遅いことを理由に出品者に「低評価」を付けるのは絶対に止めましょう

#善意でやっていただいているサービスですので郵便局にクレームを言うのもやめましょう。

ちなみに普通郵便の事故率は(正確な統計情報がないけど)6~7万件に1回程度だそうです。そんなレアケースに僕は1回遭遇したことがあり、そのときは間違えてお隣さんに届いていました。部屋番号など、住所ははっきり大きく書きましょう!

【プロ向け】四種便で一律の固定料金をいただく理由

さて、ここまでが基本。「植物苗だったら73円~550円で送れちゃう低料金の郵便サービス」というところをご理解いただけましたでしょうか。

けど、PUKUBOOKではヤフオクで植物苗を出品するときは「四種便は全国一律350円」としています(金額はその時の事情により変わる可能性があります)。一部のショップさんでも四種便は固定料金としているところがあります。

最低価格73円から送れるのに350円は高すぎる!と言う前に、なぜそうしているのか事情を説明させてください。

重量を測って料金算出するのが手間すぎる

まずこれ。ていうかほぼこれ。これに尽きます。

丁寧に対応しようとすると、①お買上商品が決まる ②パッキングする ③重量を測る ④料金表をみて料金を推測する ⑤送料を連絡する ⑥支払いを待つ ⑦発送する ……となります。

これが固定料金になると ①お買上商品が決まる ②料金は決まっているので支払いを待つ ②同時にパッキングする ④発送する ……となります。この即納感、この手間の少なさをご想像いただけますか?

多くのショップさんでは四種便に限らず全国一律料金でやっていらっしゃるところが多いですが、ほとんどの場合はこの「個別に後から送料を計算して支払いを待つのが手間すぎる」ことが大きいようです。

実際の送料

次に「最低価格73円から送れるのに」というやつ。多肉植物のオークションを何度かやっていますが、実際に73円で送れたことは1回もありません。そんなに軽くならないということ。最も安くて170円。170~240円が中心で、複数同梱すると550円になることもあります。

箱代

微々たるものなのであえて言うほどでもないのですが、箱代や梱包資材だって無料ではありません。うちでは「リサイクル資材を使っている」から「タダ」と思われるかも知れませんが、リサイクル素材って、使われていたものを、広げて、テープなどのゴミを除去して、使いやすいように大きさを揃えて……とやっているので手間がかかっています。買ってきたほうが早いんです。

宛名書き・出荷の手間

最後だけど2番めに大きな理由がこれ。四種便は、ヤフオクやメルカリの「宛名不要・ラベル印字サービス」や「集荷サービス」といった便利なサービスが利用できません。自分でラベルを書いて、郵便局に持ち込まないといけない。

というわけで

……といった事情があり、いろんなことを考慮した上で、一律の固定料金を設定させていただいております。もうひとつサラッと追加させて頂くとすると、個人的には四種便よりも安心安全なゆうパックのご利用を推奨したく、あまり極端な料金差が出ないようにしたほうがいいかなという思いもあります。

幸いにもいつもご利用の皆様には深いご理解とご協力をいただき、4ヶ月に1回の定期イベント「コレクション株オークション」は毎回とてもご好評を頂いております。もちろんそれに甘んじたりせず、さらなるサービス改善に努めてまいりたいと思います。

まとめ

カット苗をたくさん送るのには最適な郵送サービス(写真はネコポスだけど)

多肉植物はカンタンに増やせるし、なによりカットしても1ヶ月以上元気なので、まさに「郵便で送る」のに適しているんですよね。四種便は多肉植物のためにあるサービスと誤解しちゃいそうです。

あくまで善意のサービスであることをちゃんと理解はした上で(しっかりと責任ある仕事をしていただきたい方はきちんとゆうパックの正規料金を払いましょう)、最大限に有効活用していきたいですね。

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