まだまだ先のことだと思っていたのに気づいたらもう「今週末」だって?! 関西在住の多肉愛好家として欠かすことのできないビッグイベント「狂仙会」の振り返りレポート第2段。今回は、前回特集時の「種智院大学」ではなく本来の会場「マイドームおおさか」のフォトレポートに差し替えたアップデート版として御覧ください。
「狂仙会」は関西を中心にしたサボテンの趣味家さんのグループです。2020年に「40周年記念」とあるように歴史あるグループで、全国的にも最大規模、趣味家さんだけでなく生産者やショップさんも巻き込んでいるプロアマ混合。サボテン界のトレンドセッターとも言えます。現会長さんは、流通しているサボテンの品種名にもその名をお見かけすることがある著名な趣味家さんである村主康瑞さん。イベントの「狂仙会」は毎年9月の第1日曜日にその狂仙会さんが主催するイベントで、大きく分けて、品評会、交換会(セリ)、即売会の3本建てです。
なお「狂仙会」がそもそもサボテンの愛好家さんグループなので、出てくる品種はサボテンが中心で、アガベやコーデックスなどのイカツイ系やハオルチアやビザールプランツも並んでいますが、エケベリアなどのカワイイ系多肉植物は控えめです。
コロナの時期は一時的に京都に会場を移していましたが、2022年からホームグラウンド「マイドームおおさか」に戻ってきました。大阪の中心部谷町にあるイベントホールです。京セラドーム大阪ではありませんのでご注意を。
最寄り駅は地下鉄堺筋線または中央線の「堺筋本町駅」で、降りてから6分ほど歩きます。駐車場もあって、30分200円(3時間停めたとして1,200円)ですが、箱単位でお持ち帰り予定のある方は当然の経費としてご用意ください。
関西の主要な生産者さんが一堂に会しているレベルの即売会。まさに関西カクタス専門家連盟が主催するプランツジャンキーの雰囲気。早くからスタートして終了までやっているので、品評会や交換会の合間にフラフラまわって品定めさせていただきました。(どうしても自分がほしいコばかりに目が行って全体的なご報告ができないのが素人丸出しですみません(笑)
狂仙会の会員による力作の品評会。何十年と手をかけて管理しないと到達できない完成形の数々に息を呑みます。立派な鉢に植えられているものも多くあります。絶対に市場にでまわらないコレクション株だけど、世の中に出たら一体どのくらいの値がつくのかなぁと野暮な想像をしてしまいました(前フリ)。
だいたい12時頃(この日は11:55頃)になると交換会という名のセリがスタートします。出品されるアイテムはすべて会場横に早くから並べられているので、早めに来て狙いを定めておくと良さそうです。出品数は驚くほど大量にあって、その多くが「ダンボール単位」で次々と競り落とされていきます。ここでもプロアマ混合スタイルで、ときどき即売会に出店しているショップさんが競り落としていきます。でもプロになんて勝てないよ!なんて思わないで。その多くが一般客が競り落としているし、飛び入り参加の人でも驚きの値段で競り落とせたりしているので、積極的に参加しましょう。
そんなイベントが今年もやってきます。2024年も「マイドームおおさか」での開催。公式情報をマメにチェックしながら期待して待ちましょう!