• Twitter
  • Instagram
  • Facebook
  • greensnap

PUKUBOOK Succulent picture book

2023.10.6 多肉植物を彩るアートな植木鉢――個人的視点で厳選された多肉植物のための植木鉢コレクション

植木鉢にこだわっていますか?

もちろん「多肉植物の鉢は吸熱性と保湿性から黒プラ鉢一択だ!」とこだわるのが真の多肉LOVERというご意見は本当にごもっともだとは思いますが、今回はそっちではなく植物の個性を最大限に高めてくれる個性豊かな植木鉢のお話です。

今やBRUTUSを始めとした植物ファッション誌で必ず個性的な植木鉢が特集されることもあって、その認知も広がり、作家も増えて、ますます個性豊かな楽しい世界になってきています。

今回はそんな植木鉢の世界を一挙ご紹介!……と行きたいところなのですが、PUKUBOOKは個人が細々と趣味に勤しんでいる程度のサイト。広くてディープな世界のすべてには僕自身がリーチしきれないこともあり、大変恐れ入りますが、僕が今まで個人的に出会って気に入って集めてきたコレクションを紹介する回とさせていただきます。

大事なポイントがあります。それは、ワタクシはお金持ちではありませんので、頑張れば買えそうなくらいの鉢しか紹介しません! そこだけは安心してお付き合いいただければと思います。

沖 誠 Bark upper spread

沖誠さん制作 Bark upper spread

サムネイル画像にも採用させていただいたこちらの鉢。今話題の3Dプリント技術を使用した造形……ではなく、れっきとしたハンドメイドの陶器製のポットです。

作者は沖誠(おき まこと)さん。もともとジュエリーデザイナーをされていたご経験もあり、シンプルながら洗練されたデザインのテーブルウェアを中心とした作品を、東京は青山、表参道、赤坂、海外はニューヨークや香港、台湾のギャラリーさんで取り扱う、一流の陶芸家さん。確かに赤坂の料亭が似合いそうな、洗練された器たち。惚れ惚れしちゃいます。

全景
バークシリーズとスパイラルシリーズ
リベットシリーズ
ネームドアガベを植え込み、LEDでライトアップ

そんな彼が満を持して植木鉢に挑戦した作品の1つがこちら。「まるで3Dプリント鉢」と表現した「バークシリーズ」(バーク=樹皮ですね)は、たしかに3Dプリンタ独特の積層跡を表現したような細かな横ストライプ、複雑な網の目を描く細いしのぎ、そしてなにより底部サイドに彫り込まれた「スリット」。どうも3Dプリント鉢にインスピレーションを受けているのは間違いなさそうです。最新技術を逆にアナログ制作に落とし込むセンスがむちゃくちゃ面白いなぁというのが、惹かれた理由の1つです。

鉢底のスリット

僕が出会ったのは「BOTANICAL BOTANICAL」というイベントですが、東京や大阪のギャラリーさんや、陶賊 TOU-ZOKU さんのオンラインショップで購入することができます(mana's greenさんでも扱っていたようです)。完売も多く、その人気ぶりが伺えます。

#「頑張れば買えそうなくらい」と断っておいていきなりの大台突破な価格帯ですみません。僕自身もかなり頑張って買ってみたことを書き添えて、ご容赦いただきたいと思っています……。

TOKY ✕ STUDIO.ZOK Arc Herringbone Build Pot

TOKY Arcシリーズ

多肉植物のデザイン植木鉢といえばまずここ的な有名店と言えば日本橋の「TOKY」です。春にコラムの取材のためにぶらりと東京に出かけたとき……には時間がなくて寄れず、夏の終わりに個人的な用事で東京に(というか千葉に)遊びに行ったときに寄ることができたので記念に購入してきたものです。他にもいろんな「候補」はありましたが、ぐっとこらえて1点に厳選。

arc
鉢底穴

この角ばったフォルムに丁寧に彫り込まれたヘリンボーン模様という幾何学とアナログの融合感が、クールさの中に温もりを宿していて完全に僕好み。予算の都合で一番小さい鉢を選んできましたが、同じく小さなアガベにちょうどいいサイズ(これ以上大きくならないようガンガン強光線当てておきます)。

TOKY 店舗

購入してから知ったんですが、制作されているのは陶器でできたサボテン「陶植」で有名なSTUDIO.ZOKさんなんですね。もちろんTOKYさんがオーダーされたオリジナルデザインなのでTOKYさんでしか購入できませんが、TOKYさんのオンラインショップでも取り扱いがあるのでぜひチェックしてみてください。

Bronze.Bowl

Bronze.Bowl

最近は金属でできた鉢も見かけるようになりましたが、「青銅」で作られている鉢はかなりレアではないでしょうか。しかも1つ1つすべてサイズやデザインが異なる完全ハンドメイド。龍や獅子が彫り込まれた上にエイジング加工されたそれは存在感抜群で、それでいて青銅の渋い色と質感が悪目立ちせず植物をきちんと引き立ててくれる。新作が出品されるやいなやあっという間に完売してしまう人気っぷりも納得です。

Bronze.Bowl

こちらはBronze.Bowlさんの直販ECサイトで購入。人気アガベインスタグラマーwild_oyaji_agave さん のポストで良くお見かけするので(これを買ったのも wild_oyaji_agave さんのポストで新作追加の告知があったのがキッカケ)アガベが植わっているイメージが強いですが、あえてエケベリアのラウイの丸葉タイプを合わせてみました。密密の丸葉が丸いフォルムと良く合っていると思いません? もう少し大きくなると鉢サイズとベストマッチかな。がんばれ!

amane x 鶴仙園 Opus-001 ver.President

amane x 鶴仙園 Opus-001 ver.President

洗練されたハンドメイドポットをサボテンと合わせる。この文化をこの業界に広めてくれたのはやっぱり鶴仙園さんのチカラがむちゃくちゃ大きいのではないか?と勝手に思っているところ。こちらはその鶴仙園さんと、モダンな植木鉢をプロデュースするamaneさんのダブルネーム。Opusシリーズなので作者は渋谷英一さん、ということですよね?

プランツジャンキーにて

こちらはイベント「プランツジャンキー」で購入したもの。最近は関西のイベント(プランツジャンキーや狂仙会)に鶴仙園さんが来てくれるようになって、東京は池袋に足を運ばなくてもこういった最新の多肉植物グッズが手に入るようになりとても助かっています。今後ともぜひ関西に足を運んでいただけるようイベントには足繁く通ってお金を落とすようにしなければ!と思うところです。

knog 龍鱗鉢+ヒエログリフ

龍鱗鉢をStandard Productsとコーディネートする暴挙(お値段30倍以上)

過去に2回ほど「3Dプリント鉢」を題材にコラムを書かせていただいていて、そのうち1回をまるまる「GRID POT」に充てさせていただいたことからも、そのGRID POTのプロダクトとしての完成度の高さは改めて語るまでもなく本当に至高の領域だと思いますが、それとはまったく別の軸でぶっ飛んでて個人的に好きなのが knog さん のつくるプラ鉢シリーズです。

ヒエログリフ
龍鱗鉢

以前に特集したときよりも生産体制が整ってきたのかBASEショップの在庫も充実していて手に入りやすくなっているのも嬉しいポイントです。またスキを見て以前に手に入れそこねたアレとソレをこっそり手に入れておきたいと思います。

REPAIR 'N MAINTENANCE

ラフなコンクリガーデンに放置されたSMOKED PLANTER

最後にこちらも紹介させていただきたい。京都を拠点にレトロでプリミティブでグランジなプロダクトを多数プロデュースするブランド「REPAIR 'N MAINTENANCE」の鉢シリーズ

手作業で塗りつけられた釉薬(しかも黒地に黒という控えめさ)、触ると手が黒くなる黒燻、濡れると酸化する未処理のアルミ……。どちらかというと「量産品」にカテゴライズされるのかも知れませんが、ひと手間かけて単なる量産品にはないナチュラルな独特の質感が出ていて、適度に放置された庭の片隅に自然に馴染む能力の高いこと

公式ショップのPUKUBOOKS COLLECTIONでも扱っている ので「PRだー! ステマだー!」と言われかねないのですが(オンラインショップでは送料最安ですよーと)、たまたま扱えたので扱わせていただいているだけで(そもそもPUKUBOOKS COLLECTIONでの販売数なんて知れています)そうじゃなくても愛してやまないプロダクトですし、他にも多くの多肉植物やライフスタイルショップで取り扱いがありますし、なにより価格も現実的で手に入りやすいこともあって、微力ながらもっと多くの人に知ってほしいなぁと思って勝手に布教活動させていただいているところです。

SPLASH PLANTER ブラックXブラック
SMOKED PLANTER 150
アルミ鉢 SOLID POT 90

まとめ

というわけで、数は少ないかも知れませんが、語りたいことはたくさんあって写真も多めに掲載したので、個人的にはけっこう労力のかかった記事になりました。なにかしら得るものを持って返っていただけたら幸いです。

こうして眺めてみるとダーク&シックな「かっこいい系」のポットばかりになってしまった感はあります。今回はそういう回ということで、機会を改めて「かわいい系」も特集できたらと思います。あとどうしてもこっちけいはお高いものが多いので、お高いのばかりがいいものじゃないんだぞということをお伝えするために「お手頃価格」のアイテムのご紹介もしていきたいと思います。

またいつか。ご期待ください。

コメントはSNSで!

  • Twitter
  • Instagram
  • Facebook
  • greensnap

記事のご感想など、SNSでいただけると、
とても嬉しいです!
お返事も書かせていただきます!

RELATED ARTICLE関連記事