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PUKUBOOK Succulent picture book

2023.4.7 東京編 Vol.1 都会のど真ん中でレア多肉に出会う――「新宿御苑」に行ってきました

春だ!おでかけ日和だ!どっか行きたい!と急に思いたち、1人でふらりと東京一泊旅行に行ってきました。出張とかイベント参戦というわけでもなく、本当に1人のぶらり旅。今週から何回かに分けて、その東京ツアーで足を運んできた良い感じの多肉&ボタニカルスポットを紹介していきたいと思います。

第1回は「都会のオアシス」というベタなコピーがハマりすぎている「新宿御苑」をご紹介します。

新宿御苑とは

巨大ビル群を背景に配した、だだっ広い敷地。雑草一本生えてないキチンと刈り込まれた美しい芝。どうやって管理してるんだろう……

ひとことで言っちゃうと「植物園」か「緑地公園」です。だだっ広い敷地内に、たくさんの木々や花や芝生広場があって自然の美しさを堪能しながらのんびりするための空間。ただ、もともとは天皇家の庭園として整備されたところで(御苑=Royal Gardenですね)、今も地方自治体(東京都とか新宿区)じゃなくて国(環境省)が管理しているので、由緒正しさはそんじょそこらの植物園と一緒にしては失礼なレベルです。

「中の池」とレストハウス。桜が満開の季節でした。虹が写りこんで幻想的な風景に。

木々の裏には新宿の超高層ビル群が見えるような、本当に「都会のど真ん中」。あまりに近くて存在を忘れがちですが、近いからこそいつでもふらっと訪れたいところですね(いいなぁ)。

温室の反対側を向くと新宿中心部のビル群。あみあみのビルはモード学園のコクーンタワーですね。目立つなぁ。

新宿御苑 温室のフォトツアー

ソメイヨシノ。散り始めの季節でしたが場所によっては満開の桜も観ることができました。
八重桜(エド?……カンザンかな?)
ツツジ(ミツバツツジかな?)

ちょうど桜の季節でいろんな花と緑とりっぱな庭園で目を楽しませてくれましたが、多肉植物図鑑編集長として最大にして唯一の目的は「温室」なので華麗に素通りします(庭木の品種のぼんやり感がスルーしたスピードを物語っています)。

温室入り口。大木戸門が最寄りだけど入り口はゲートの反対側なのでちょっと歩きます。

こちらの温室は2012年にリニューアルした新しい建物。温室の規模は植物園としてはコンパクトな方で、ゆっくり見て回って30分くらいの広さでしょうか。

入ってすぐ
沖縄コーナー。完全に熱帯雨林ですね。日本は広い。
熱帯の沼というか蓮の池。季節的に咲いてないけど……

新宿御苑の多肉植物

多肉植物が多い「乾燥地帯の植物」コーナー
Sedum morganianum 玉つづり 定番だけどこんなきれいで立派な株は見たことない。入り口でお迎えしてくれた、それにふさわしい風格
Graptopetalum paraguayense 朧月 その脇に鎮座する定番種。環境が良いのかツヤッツヤで美しい
Sansevieria trifasciata トリファスキアタ
Sansevieria trifasciata 'Laurentii' ローレンチー なにげにこの2種をならべてちゃんと違いがわかるようになっているって貴重な体験な気がします
Encephalartos horridus ホリダス(ヒメオニソテツ)
すぐ先のサボテンコーナー
Gastrolea/Gasteraloe beguiniiアヤミノ はじめて見ました。意外とセレクトがレア
Euphorbia grandidens 墨田の雪 名前からの連想でのセレクトでしょうか
Euphorbia leuconeura 白条キリン 幹が白いのが特徴。ユーフォルビアのセレクトも他の植物園では見たこと無いレア種
Gymnocalycium saglione 新天地
Dracaena draco 竜血樹 名前はよく聞くけど出会いは貴重な種。デカい!
Haworthiopsis glauca var.herrei ハオルチアはよく見るけどこの品種は初めて
ボウィエア 蒼角殿
Kalanchoe integra リュウキュウベンケイ 日本原産のカランコエで、属名「リュウキュウベンケイ属」の由来になっています。自然ではほぼ絶滅してしまっているらしい希少種

沖縄コーナーで激レア種「リュウキュウベンケイ」を発見。ちょうど花の季節で可憐な黄色い花を魅せてくれた最高の出会いでした(花が咲いてなかったらスルーしてしまったかもしれない……)。

Tillandsia juncea ジュンセア
温室の入り口脇にあったこのアガベはキシロナカンサ Agave xylonacantha かな?(ラベルが見つからず)

というわけで、一般的な植物園と比べると決して広くはなく品種も多くない新宿御苑の温室ですが、その品種セレクトが意外とレアで、半分以上は見たことのない(PUKUBOOK新規掲載になった)品種でした。貴重な植物の展示と維持管理ありがとうございます。

アクセス

新宿御苑 MAP

新宿御苑は入り口が3箇所ありますが、温室に一番近いのは「大木戸門」で、地下鉄丸ノ内線の「新宿御苑前駅」が最寄り。次に都営新宿線の「新宿三丁目駅」、最後にJRの「千駄ヶ谷駅」。森林エリアや庭園を抜けていく千駄ヶ谷ルートが良い感じでした。なお、新宿にあるのでもちろんJR新宿駅からも行けますが結構歩きます(15分くらい?)。

行く前の準備と心得

入場料はSUICAでOK 待ち時間ゼロ

入場ゲートはSUICAなど交通系ICカードに対応しているので、持っているとチケットカウンターに並ばずにスルーパスです(これ全施設対応して欲しい!)。

季節によっては事前予約が必要なことも
新宿御苑

ちょうど桜の季節でしたが、直前の週末は事前予約が必要だったようです。行く前に公式WEB等でチェックしたほうが良さそうです。ちなみにお花見はできますがアルコールは持ち込み禁止でした(笑)

まとめ

というわけで東京ツアー1回目は、新宿という都心のど真ん中にある植物園「新宿御苑」でのたくさんのレア多肉植物との出会いをレポートしました。次回も植物園、その次はざっくりいろいろレポートを予定しています。お楽しみに!

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