• Twitter
  • Instagram
  • Facebook
  • greensnap

PUKUBOOK Succulent picture book

2023.6.23 歴史とモダンが織りなす街で多肉&グルメ散歩――「京都府立植物園」に“また”行ってきましたレポート

実はPUKUBOOKコラムで始めて取り上げた植物園が先日紹介した新宿御苑。初めてなのに、アウェイ。しかも初来園。いやいやだったらそれよりも、いつもいつもお世話になっている地元の植物園を紹介しておかないと!というわけで、もはや「庭」と呼べちゃうくらい足しげく通わせていただいている「京都植物園」を紹介させていただきます。

京都植物園とは

日本最古の植物園として小石川植物園も紹介させていただいていましたが、こちらも1924年(大正13年)に開園した「日本最古の公立植物園」と歴史ある植物園です。

基本的にこんな雰囲気の木々の合間の道を抜けていく感じ

もともと起伏の少ない京都盆地の神社と田園地帯だった敷地は広く平坦で、高い木々が植えられた林の間に敷設された歩道を歩きながら、合間合間に植えられた季節の花を楽しむような雰囲気。広く遠くまで見渡せる道やエリアがほぼなくて何もない林道を歩いているととつぜん新しいエリアに出るという、まるでゲームでもやってるかのような独特の雰囲気があります。

ときどき庭園に出会う体験は、ゲームでダンジョンを探索している感覚に似ています(笑)
あじさい
バラ

この日はちょうどあじさいとバラが見頃でした。

京都植物園の温室

京都植物園 観覧温室
温室案内図。多肉植物は⑤と⑥の砂漠サバンナ室がメイン

国内最大級とも言われる京都植物園の観覧温室。大きな曲線が優雅な、モダンなデザインの建築です。1992年に竣工で、施設としては30年とベテランの域ですが、京都植物園の長い歴史からすると比較的新しい建物です。

我らが多肉植物は砂漠サバンナ室がメインですが(内緒ですが入口入ってすぐトイレ方面に直行するとサバンナ室から入れます)、入り口のジャングルエリア、出口の蘭・アナナスエリアも見応えたっぷりのボリュームです。

京都植物園の多肉植物

この温室で出会える多肉植物たちをダイジェストで紹介していきます。

ウェルウィッチア 奇想天外 砂漠ゾーンのシンボルとも言える存在
パキポディウム ゲアイー ふだんは鉢植えで見ることの多いパキポディウムも本来の姿である原産地サイズで見ることが出来ます
アデニア ペリエリ 幹からおもむろに花を咲かせるレア鑑賞体験
斑入りキダチアロエ 定番の品種もちょっとおめかししたバリエーションで
アガベ 雷神
アロエ ラウヒー
月兎耳
子宝草
アロエ 鬼王錦
ハオルチア 竜牙]
エンケファラルトス ナタレンシス もちろんホリダスもありますがそれ以外のエンセファラルトスはレアです
フェロカクタス イーストウッディ 定番のギムノやフェロカクタスがいろいろ並んでいます
ディッキア エンコリリオイデス 巨大なディッキア
カランコエ ベハレンシス
カランコエ 雷鳥
アロエ 大太刀錦
ポーチュラカリア 雅楽の舞
ポーチュラカリア 銀杏木

京都植物園の楽しみ方

ランチは近隣店舗のテイクアウトで

園内に飲食のできるカフェはもちろんありますが、お昼時は混雑していますし、お弁当の持ち込みはオッケーですし途中入退場オッケーなので、ぜひ近隣店舗のテイクアウトをご利用ください。この記事の最後におすすめショップも紹介しておきます。

アスレチックパークと屋外図書館

お子様連れの方は、温室の横にアスレチックパークがあるのでぜひお立ち寄りください。僕も子連れで行ったときはお世話になっていました。

奥にあるきのこは中に本がたくさん詰まった図書館になっていて自由に閲覧することが出来ます。

ビルゲイツさんが置いていった本?

園内に「ビルゲイツ氏が寄贈した本があります」と仰々しいポスターが掲示され、行ってみるとガラスケースに展示されていたコレ。本数冊で何を大げさな。ていうか閲覧できなきゃ寄付の意味なくない?と思ったところ、ちょっと趣旨が違ったみたいで……。

この本は、実は先の屋外図書館(誰でも無料で閲覧できるし、そもそも持ち出し管理している人がいない)に、ある日突然置いてあるのを発見したんだそうです。本人が? いつのまに?と話題に(いやいや流石に本人が来ていたら入った瞬間にわかるでしょ)。このちょっとした「いたずら」をビルゲイツさんは世界中のフリー図書館でやっているそうなんですが、日本では京都だけらしいです。なにかご縁があったんでしょうか。

京都植物園のあるところ

京都屈指の高級住宅街「北山」

京都植物園の北門に面するところ。地下鉄の駅があるので電車で来る方は降りてすぐのところですが、このあたりは京都屈指の高級住宅街で、街並みも美しく小洒落たお店もあって散歩するのにいいところです。東京でいうと青山や代官山だと言われています。

キャピタル東洋亭 本店 テイクアウトもやっています
ブリアン北山本店 サクサクのデニッシュやドイツパンが並ぶパン屋さん
マールブランシュ北山本店 こっちにも白い高級車が停まっていましたがたまたまです。北山のステータスでしょうか
マールブランシュのケーキ(ハロウィンシーズンのアーカイブフォトです)

いつもちょっと変わったデザインのケーキで目を楽しませてくれるマールブランシュは、うちの京都植物園のお土産の定番です。

一面の緑が拡がる「北大路」

京都植物園の南門を出たあたり。駐車場があるので車で来る方はこちら側に来ることになりますが、このあたりは鴨川に沿って「府立鴨川公園」が整備されていて一面の緑を楽しむことが出来ます。

京都植物園の横を流れる鴨川(植物園はこの写真の右側奥)

植物園のすぐ横に流れる鴨川。この広くまっすぐ流れる鴨川と、街の四方をぐるりと囲う低い山がつくる景色がいかにも京都らしいので、余力あったらチェックしてほしいロケーションです。

グリル&コーヒーはせがわのハンバーグセット

この日は、鴨川を渡ったすぐのところにある洋食屋さん「グリル&コーヒーはせがわ」でランチを頂きました。人気店でむっちゃ並びます(50分くらい待ちました……)。テイクアウトもやっているので、次回はお弁当買って植物園の芝生広場で頂こうと思います(笑)。

まとめ

僕は大阪府在住ですが、極めて京都よりの大阪で、うちから一番近い植物園がこちらの京都植物園になります。PUKUBOOKを始めた頃からずっとお世話になっているこちらをようやく紹介できました。京都といえば日本が誇る世界の観光地ですが、お近くにお寄りの際はこんな観光スポットにもお立ち寄りいただけたらと思います。

多肉植物が大好きなみなさん、いやもちろん、始めたばっかりというあなたにも、絶対に一度は訪れていただきたい「園芸店」が...

もし車で近隣を回られるなら、ちょっと離れているけど「The Farm UNIVERSAL」さんもオススメさせていただきます。

他にもいろいろな関西ボタニカルスポットを紹介していきたいと思います。お楽しみに。

コメントはSNSで!

  • Twitter
  • Instagram
  • Facebook
  • greensnap

記事のご感想など、SNSでいただけると、
とても嬉しいです!
お返事も書かせていただきます!

RELATED ARTICLE関連記事