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PUKUBOOK Succulent picture book

2024.4.26 「温故知新」―― 新しいものを知るために往年の名品を押さえよう! 長く愛され続ける「定番種」をピックアップ

いつもご覧いただきありがとうございます。PUKUBOOKはオンライン図鑑ならではの特色として、いつも最新の情報をお届けしようと新品種を追いかけていますが、今回はあえて「昔から愛されてきた往年の名品」をピックアップしてみます。

新しい多肉植物を探るのはとてもわくわくすることですが、古くから愛されている品種には時代に流されない良さがあります。もちろん普及しているから手に入れやすくて価格もお手頃というのも大きな魅力。それに新品種だってそんな名品たちを超えているからこそ評価されているわけで、スタンダードを知らなければハイグレードを知ることもできないということ。今回は、そんな長く愛され続けている品種たちを紹介し、なぜ彼らが時間を超えて評価され続けているのかを深掘りしてみたいと思います。

普及種

まずはホームセンターでも見かける普及種たち。

エケベリア 桃太郎 ザ・エケベリア。ザ・多肉植物。まずはこのコをゲットするところから始めましょう!
エケベリア ローラ 姿も名前もガーリーでフェミニンなかわいいコ。アクセントカラーがなくほぼ単色で、1年を通してずっと淡いカラー。静夜のようにしぼんでくるとまんまるくなるのもキュート
エケベリア 静夜 ローラの片親。定番中の定番
エケベリア アルバビューティ 冬は淡いピンクに染まるマットな明るいブルーグレイの、細長くもむっちりソリッドな葉っぱがチャームポイントのハイブリッド
エケベリア アルバ美尼 同じくエレガンス系ハイブリッドの定番
エケベリア サブセシリス
エケベリア ブルーバード
エケベリア リラシナ
エケベリア 沙羅姫牡丹 紫がかったやや短い葉っぱと、密で繊細なロゼット、ツンと凛々しい爪先。僕が多肉を始めた頃はレアな高級種だったので、今も個人的に特別感もって見ています
エケベリア 七福神 庭先で見かける多肉植物ランキング上位。このコからルノーディーンやインブリカータ錦が派生しているっぽく、その大御所さを称えるべき
エケベリア ロメオ アガボイデスコーデュロイ E. agavoides 'Corderoyi' の実生から突然変異で生まれた、一年を通してピンクに色づくアクセントカラーの達人
エケベリア ロメオルビン ロメオの選抜種。赤みは鮮やかでツヤッツヤの葉っぱが深みと奥行き感を与えています。「ルビン」はドイツ語で「ルビー」のこと
エケベリア 相府蓮 アガボイデス系ハイブリッドの大御所
エケベリア 高砂の翁 名前も大御所らしい、フリルエケベリアの大御所。その姿は決して古びること無く、ブルーグレイからピンクに染まる姿はかわいさで溢れています
エケベリア ウエディングドレス かなり古くからあるはずのフリルエケベリア。ただ流通はレアでうちは最近になってようやくお迎えしたところ
エケベリア レモンローズ レモンローズ錦が人気でよく見かけるので逆に見かけないノーマルカラーのレモンローズ
エケベリア ピーチプリデ やわらかく産毛だった絹目肌、明るいグリーンのまんまる葉っぱと、その先がほんのりペールピンクに色づくグラデーションと、「ピーチ」の名をほしいままにするキュートなコ
エケベリア アフターグロー 紫色に染まるカンテといった風貌の大型種。個人的に好きなコ

セレブ

ホームセンターで見かけることはほぼない(ちょっとお高かったりレアだったりする)けど、押さえておきたい往年の名品。

エケベリア カンテ PUKUBOOKはこのコのためにあるといっても過言ではない……
「エケベリアの女王」の名をほしいままにする美しさ。名前はよく聞くし美しさも間違いないのですが、その姿を実際に見かける...
エケベリア ラウイ 白系エケベリアの最高峰
エケベリア メキシカンジャイアント 巨大エケベリアの代名詞。バケツのような鉢に収まっているコも見かけます。大きさばかりが取り沙汰されますが、ホワイトパウダーで覆われたなめらか美肌に眼を見張ることも
エケベリア ミニマ 最小クラスのエケベリア。名前はよく聞きますが立派に育った原種はレアです。それだけ難しいということでしょうか……
セダム スアベオレンス エケベリアと見紛う大きなロゼットをつくり、しかも並のエケベリアよりも美しいと、羽兼さんの著書『多肉植物エケベリア 原種とハイブリッド1000種』に唯一掲載されている名誉あるセダム

斑入り

エケベリア レインボー その目を引くカラリングのわりに比較的お手頃価格で流通しています。さすがにホームセンターではなかなか入手できないかもしれません
セダム オーロラ
アエオニウム 夕映え

最近のスタンダード

登場したのは最近ですが、人気があって増産・普及が進み、よく見かけるようになった新定番の候補たち。まさに実力で得た地位。見かけたらゲットしておいて間違いはありません。

エケベリア ラズベリーアイス 透明感のある葉っぱがかわいいエレガンス系の新スタンダード
エケベリア シムランス フリルのあるエレガンス。エレガンスとちょっと見た目の異なるコとしてモテはやされていましたがちょっと落ち着いて定番になりつつある感じ
エケベリア アルバ 同じくエレガンス系のなかで特に白いコ
エケベリア ホワイトロータス 葉先が先がシュッと細くなるユリのように優雅なフォルムを描きながらもホワイトパウダーと肉厚の葉っぱが多肉らしくも美しい。韓国 エアマジックナーサリー産
エケベリア オリオン
エケベリア シルエット つんとしたツメの先とツヤ感のある葉先をほんのりピンクに縁取るブルーグレイの葉がかわいいハイブリッド。お目見えしたのは2022年頃ですが定番入りするのにふさわしい完成度と思っています

チタノタ

今ホットなアガベチタノタにも定番はあるので押さえておきましょう。

アガベ ナンバーワン 日本に最初に入ってきたチタノタ
アガベ チタノタ レッドキャットウィーズル ネームドブームの先駆けになったコ。今はホームセンターでも見かけます

まとめ

実際、個人的にも、ふだんから新品種ばかりを追いかけているわけではなく、古くからある定番種も押さえようと努めています。それも前に管理していたことのあるコだったとしても。個人的な管理スキルがあがってきたこともあってか、以前に管理していたときとは違った表情、しかも今まで誰も見たことのない顔を見せてくれることもあり、定番種であってもその魅力を掘り下げる余地ってまだまだあるんだなと思っています。

また新しい魅力を見つけたらどんどんご紹介していきます。ご期待ください。

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